【準硬式野球部】2発快勝駒大から勝ち点
国学大で勝ち点を取って、駒大も2タテできたのは大きい。次につながる」と山岡大輝(経営・4常総学院高)主将が試合後に安堵の表情で語った。
5月2日上柚木公園野球場にて行われた専大対駒大の2回戦、連戦が続いたゴールデンウイーク中最後の試合で打線が爆発した。2回に山岡のセンター前に抜ける先制2点タイムリー、金子翔馬(法1・新潟明訓高)の左中間を破るタイムリー三塁打でこの回一挙4点。5回に植田博貴(商3・広陵高)がライトスタンドへ、6回に吉田拓矢(商4・広陵高)がレフトスタンドへホームランを放ち、試合の主導権を握ると、投げては先発の藤後翔太(経営1・県岐阜商高)が7回被安打4、無失点と好投し、12-2と大勝した。
記者の感想
初回の藤後のピッチング、先頭打者に2球目を右中間に運ばれ、無死2塁と不安な立ち上がりかと思わせ、2死3塁となり駒大4番の片柳との勝負である。初球、2球目とボール球、2球目は変化球のすっぽ抜けである。3球目、捕手の植田の構えはアウトコース低目。このコースに決まるか決まらないかで藤後の信頼が変わっていくのではと私の予想。藤後の投げたストレートは植田のミットが動くことなく収まった。この1球がベンチ、守っている野手を安心させたであろう。続くボールもインコースへ決まり、決め球はアウトコースへのスライダー。見事ショートフライを打たせ、無失点で切り抜けた。野手もいい形でバッティングに気持ちを切り替えられたのではないだろうか。
この試合、藤後のもう一つのピンチは4回、1死満塁の場面を迎えたもののセカンドゴロに打ち取り、ダブルプレー。試合後、「打線が先に4点取ってくれたので1点は取られてもいいかな。渥美(法3・掛川西高)さん、山岡さんに感謝です」と振り返り、頼もしい印象であった。
ホームラン談話
吉田
「打った瞬間入ると思った。調子が悪かったので短く持って打席に入った。打ったのは真っ直ぐで、一球前のファールと一緒だったし真っ直ぐ狙っていたので」
植田
「打ったのは真っ直ぐ。バッティングの調子はずっといいけど、結果が出ていなかったので、考えてもしょうがないかなと思っていた
▲好投の藤後彰太(経営1・県岐阜商高)
▲レフトへのホームランを放った吉田拓矢(商4・広陵高)
(真田 泰太・文3、写真も)