秋季​リーグ戦　終盤​の追い上げも大量失点​が響き日大​に敗戦 　東都大学準硬式野球１部秋季リーグ戦、専大対日大の２回戦が９月１０日上柚木公園野球場にて行われた。 　１回表、山岡大輝（経営３・常総学院高）、吉田拓矢（商３・広陵高）の連続タイムリーで２点を先制。だが、山岡が本塁でのクロスプレーにより負傷交代となるアクシデントが起きてしまう。重苦しい雰囲気が漂う中、先発の渡辺貴一（経営１・専大松戸高）は５回に押し出しの四球で１点を献上するも、被安打２とまずまずのピッチング。 　しかし６回、先頭打者に２塁打を打たれると、死球を含むなど無死満塁のピンチを広げてしまい、次打者にセンター前に抜ける逆転となる２点タイムリーを打たれここで降板となった。代わった高橋陽一（経営２・静岡商高）も３連打を浴びるなど、この回５失点と相手打線の勢いを止めることができなかった。高橋は７回にも２点を失い、持ち前の粘りが影をひそめてしまった。 　反撃をしたい専大は８回に牧康二（法３・宗像高）のレフト前タイムリーで１点を返し、５点差で迎えた９回、簡単に２死を取られたがヒットと四球で満塁のチャンスを作ると、３連続の押し出し四死球で２点差に詰め寄るも最後は一塁ゴロに倒れ６対８で敗れた。 ▲先発の渡辺 ▲先制タイムリーの山岡 試合後選手コメント 堂園昂平（法４・県岐阜商高）主将 「勝てた試合だった。ピッチャーがあれだけ崩れたら打って勝つしかない。細かいこと気にせずに雰囲気を作っていけば中大相手にも良い試合ができると思う」 山岡次期主将 「追加点を取れていたら楽な展開になっていたが相手に流れを持って行かれた。逆転しようという雰囲気が出てきたけど勝ちきれないところがまだまだ弱いということ。（次戦に向けて）中大は全日本で優勝しているがうちも勝てない相手ではない。良い勝負をするのではなく勝ちにいきたい」 渡辺投手 「調子悪いなりに要所で締められていたので四球からの失点は悔しい。６回はストレートも体重が乗っからなかった。連戦になると１試合投げ抜かないといけない。中大までに調子を戻していきたい」 高橋陽一投手 「疲れがないとはいえない。ちょっとしんどかった。点差が広がらなかったら逆転できた。野手のやる気を落としてしまったかな。自分と貴一（渡辺）の反省点はわかっているので修正していく」 （真田　泰太・文２、写真＝橋本　里恵・文３）