オー​プン戦 立大に競り負ける


 8月28日(火)、立教大学富士見グラウンドで立大とのオープン戦が行われた。リーグ戦前に新チームとして初勝利を挙げたい専大。中盤まで0-0の攻防を続けるも終盤に失点を重ね、1-5で負けを喫した。

 専大の先発は渡辺貴一(経営1・専大松戸高)。2回まで完全に抑え、落ち着いた立ち上がりを見せる。その後、6回まで毎回ランナーを出すものの要所をしっかり抑えて先制点を与えない。
 0-0で試合が続く中、なんとか先制点を奪いたい専大。ヒットでランナーを出しながらもなかなか得点につながらない。7回表には2死から連打を浴び、2点先制を許してしまう。

 しかし、ここで集中力を切らすと前回の試合と同じ流れになってしまう。その裏にこの回先頭の椎谷裕貴(経営1・県岐阜商高)がレフトの頭上を越す二塁打を放つと、続く板谷雄太(文2・横浜隼人高)の二塁ゴロの際に進塁。1死3塁のチャンスを作る。ここで9番富田一貴(法1・松本第一高)が左前適時打を放ち1点を返す。8回からは浅木孝仁(法1・厚木北高)がマウンドに上がる。粘りを見せるもヒットとエラーが重なり3失点で1-5とされてしまう。9回に高橋陽一(経営2・静岡商高)が三者凡退に抑えるもあと1本が出ず試合終了。

 新チームとしていまだ勝利はないが、試合におけるまとまりは出てきた。9月1日(土)から始まる秋季リーグ戦。初戦の相手は国士大。気持ちを切り替えて勝利に向かってチーム一丸で戦ってほしい。



▲先発で粘りのピッチングを見せる渡辺


試合後選手インタビュー
堂園昂平(法4・県岐阜商高)主将
「4年生が抜けてから壁にぶつかっている。セーフティスクイズをきっちり決めるなど練習でできていることができていない。チャンスを作ってから点が取れない。前半に粘って後半に逆転される流れを変えないといけない。リーグ戦のポイントは高橋陽の調子と一人一人の気持ち」

山岡大輝(経営3・常総学院高)次期主将
「負けている時の雰囲気をプレーや声で変えられる選手がまだいない。チームの状況は悪くないけど、勝てないということは何かが足りない。個人的には調子は上がってきている。キャプテンとして最終的にはチームを見ていかないといけない。リーグ戦は勝ちます!」

渡辺投手
「先頭をきることができてリズムは良かった。7回に打たれた球以外は悪くなかった。でも2死から四球を出してしまって攻撃のリズムを作ることができなかった。要所をしっかり抑えてインコースに決めたり、変化球でもストライクを取ることができて、ピンチでもしっかり抑えられたのは良かった。リーグ戦は登板したら全部勝つ」

富田選手
「調子は上がっている。(7回の打席について)普通ならセーフティスクイズのサインだったけど、打てというサインが出たので甘くきた球を思い切り振った。リーグ戦では先輩たちの勝利のためにチームのために自分ができることを考えていきたい」



(橋本 里恵・文3=写真も)




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