‏春季​リーグ戦 延長​12​回の熱戦、高橋奮​投​実らず日大に逆転負​​け


 4月21日、八王子市民球場でリーグ戦対日大1回戦が行われた。先週の東海大との2回戦が雨天順延となったため、専大の勝ち点はいまだ0である。関東大会を優勝して波に乗る日大相手にどのような試合運びをするかがカギになる。

 専大・高橋陽一(経営2・静岡商高)、日大・山崎投手の両エースが先発となったこの試合、立ち上がりはともにランナーを出すも、失点を許さずまずまずのピッチングと言える。試合が動いたのは3回裏。先頭の9番堂園昂平(法4・県岐阜商高)が死球で出塁すると、すかさず1番牧康二(法3・宗像高)が送りバント。2番佐藤真之介(経営4・秋田中央高)のセンターフライに堂園がタッチアップし3塁到達。次打者杉浦泰章(経営4・県岐阜商高)に対しカウントが悪くなり、日大バッテリーは篠原成道(商4・広陵高)との勝負を選択。1ボール1ストライクからの3球目をショートへ内野安打を放ち1点先制。

 その後両チームともになかなか得点を挙げることができず、迎えた8回表。専大は2死3塁のピンチでライナーをレフトの佐藤が痛恨の落球。同点に追いつかれてしまい、そして延長12回表、エラーで先頭打者の出塁を許す。後続を打ち取り2死とするも、内野安打を打たれ1,3塁で日大の打者は4番本木選手。高橋のこの試合の187球目はレフト前への勝ち越しタイムリーになり、次打者にもタイムリーを打たれ190球で無念の降板となった。その裏の専大の攻撃は三者凡退になり試合終了となった。


試合後選手コメント

堂園主将
「関東大会で中大に10-0で負けてから、関東1位のチームにここまで戦えたことは収穫。1つのミスで負けたけどチームでカバーできた。リーグはこれから。チャンスで1本出すことが課題。足を使うなど、できることをやっていきたい。高橋はエースの番号をつけて自覚が出てきた。明日の先発は1年次生なので、そこから盛り上げていってチーム一丸となって勝ちにつなげられるようにしたい」

高橋投手
「今日は調子がとても良かった。杉浦さんのアドバイスでさらに良くなった。東海大戦はいっぱいいっぱいだったけど、ピンチでもバックを信頼して投げられた」

 今季リーグから背番号18を背負う高橋。「翔さん{=一ノ瀬翔(経済4・佐久長聖高)}にお前が18をつけて良いと言われたときは泣きそうになった」と話した言葉がエースの自覚、責任感が芽生えてきたことを感じさせた。この日のピンチでも動じずに投げる姿は周りの信頼を厚くさせたに違いない。専大の18番の活躍、成長していく姿をぜひ皆様にもご覧いただきたい。



▲新エースの高橋


▲チームワークを武器に戦う専大



(真田 泰太・文2、写真=坂本 千夏・商2)




すべての著作権は専大スポーツ編集部に帰属します。
ホームページ内に掲載の記事・写真・その他全てのコンテンツの無断転載・利用を禁じます。


inserted by FC2 system