全日本大学選手権・決勝戦対中央大に0-1で敗れ、準優勝


▲みんなに力を与えた田中暁

 全日本大学選手権の決勝は同じ東都リーグの中央大学。中大とは、関東地区大学選手権の決勝でも当たった負けられない因縁の相手だ。試合は0-1で敗れ、優勝とはならなかった。しかし昨年のベスト8を超える準優勝に輝いた。4試合に連投した先発の川田展行(2・桐生第一高)は9回を1失点に抑えるも、打線が相手投手を打つことができず惜敗した。
 川田は5回裏、中前打、犠打で1死2塁を招く。続く8番打者に左前打を許し、先制させた。その後はテンポよく投げ、0点に抑えた。
 一方、相手エースの前にランナーを出すも打線がつながらず、9回表。先頭の久保田真史(4・太田市立商高)が相手のエラーを誘い、出塁する。2番の宇佐美徹(1・成田高)が確実に犠打を決め、1死2塁。しかし3番、4番が打ち取られ、万事休す。1点が奪えず、敗れてしまった。
 今大会はエース不在の分をチーム一丸となって戦い、準優勝という成績を収めた。一人一人が最後まであきらめずに全力で戦う姿が非常に印象的だった。感動をありがとう。


▲悔し涙を浮かべる川田

▲胴上げされる久保田主将


▲集合


試合後の談話

久保田主将
「相手の江口投手からなかなかランナーを出せず、自分たちの野球ができなかった。大会最後まで強い気持ちをもって戦えたし、チーム一体となってやれたことが、今回大会での収穫となった。川田がよく投げてくれて、こういう結果になったと思う。素晴らしい選手です」

川田投手
「今日は投手戦になると予想していたので、先に先制点だけは与えないようにと思っていた。先に先制させてしまった。今大会は田中曉さんがいないということで、自分も最初は不安があったが、先輩方に助けてもらったり、マウンド上で知らず知らずのうちに曉さんにも助けてもらっていたと思うのでそれが一番大きい。この大会で成長できたし、準優勝にもなり、チームのためにできたと思う。これからも秋季リーグや来年の大会につなげたい」

小牧一詩(4・伊那弥生ヶ丘高)
「この大会を通し、チーム成長できてよかったと思う。また来年も戦力的はほぼ変わらないので、来年もやってくれると思います」

川添真広(4・県岐阜)
「個人的には未練は残ったが、チームのみんなが一生懸命やってきて、ここまでやってこれたので、このチームでやれてよかった」

鈴木俊(4・石橋高)
「ここまでこれて本当によかった。後輩たちにここまで連れてきてもらったという感じなので、来年も後輩たちには出場してもらって、次は優勝してもらいたい」

辻幸達(4・若狭高
「最初は正直なところ、1回勝てればいいと思っていたけど、田中曉も含めてみんなで残した結果だと思う。後悔がないといえばうそになるが、よい形で今大会を締めくくれてよかった」

塩毛友里(4・専大松戸高)
「今までにないぐらいチーム一丸となって戦っていた姿を見て、専大はチーム力では一番だなと思った」

中村佳保里(4・東海大菅生高)
「みんなすごい頑張っていたと思うし、ここまで来れるとは思っていなかったので、よかった」



(佐山竜太・経済3、森住綾・文2、笠井規史・商1)




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