【バレーボール部】第10日、法大にストレート勝ちで6連勝!! 2位を死守し東海大との最終戦へ
5月18日慶応義塾大学日吉記念館にて関東大学リーグ第10戦、対法大が行われた。
優勝を目指す専大はこの試合も絶対に負けられない。そんなプレッシャーのかかる中、法大を終始圧倒し、セットカウント3‐0のストレート勝ちで2位をキープした。
この試合は専大の目指す「全員バレー」ができていたように感じる。スパイクでは誰か一人にボールを集めるのではなくセンター、サイドをセッターの山本湧(商3・東亜学園高)が巧みに操り、パイプ攻撃やバックアタックを使って多彩に攻めた。ブロックでは2枚ブロック、3枚ブロックと選手同士が息を合わせたプレーが目立った。またレシーブでも一人がミスしたボールを全員で追って繋げたプレーが見られ、それらのプレーからは「個」から「チーム」への意識の変容が感じられた。前の試合までは日替わりでヒーローが誕生していたような状態だったが、今日に限っては全員がヒーローと言っても過言でないだろう。それは試合後の吉岡監督の「チーム状態は限りなく良い」という言葉からも裏付けされている。
とにかく次戦東海大とは激しい試合が予想される。だからこそ、ここまで突き詰めてきた今日のような「全員バレー」で勝利を収めてほしい。
(村上 大晃・文3)
専大(25-18、25-21、25-16)法大
(スターティングメンバ―)
#1 長友優磨
#4 板宮築
#8 山本湧
#12 藤中謙也
#13 高橋拓也
#18 川波潤也
#22 吉澤玄裕
以下はコメント
吉岡監督
「明日が勝負になる。チーム状態は限りなく良い。今日で2位は死守できた。あとは気持ちで戦うだけ」
長友主将
「今日は負けられない試合でした。練習試合などで法大と戦った際の相性が悪かったのですが、序盤勢いにのることができれば、一気に突き放せると思って戦いました。(次戦に向けて)明日は最終戦なので、一生懸命自分たちのバレーをしたいです。そしてきっちり勝ちます」
板宮選手
「優勝に望みをつなげるために、3-0のストレートで勝ててよかったです。(日体大の結果次第では優勝もありえますが?)自分たちはあきらめずに頑張ります」
山本選手
「3セットを通じて集中して戦えました。(次戦に向けて)あとは自分たちのバレーをするだけです。最終戦は気合いで勝ちます。(日体大の結果次第では優勝もありえますが?)なるようになります」
藤中選手
「練習試合では苦手意識のあるチームでした。それでも今日は出だしから中盤にかけて自分たちのペースで戦えたのが良かったと思います。(相手セッターの長谷川選手(♯20)は高校時代の同級生でしたが意識はしていましたか?)ブロックで苦しめてやろうと思っていました。(次戦に向けて)内容にこだわって戦いたいです。3-0で勝ちます」
高橋選手
「セット率で日体大にプレッシャーをかけることができるので、ストレートで勝ててよかったです。今日は自分の調子も良かった。(次戦にむけて)今日同様ストレートで勝って、日体大にプレッシャーをかけます」
川波選手
「今日は自分の力を精一杯出せるように頑張りました。しかし、試合中に勝っていた余裕からミスが増えてしまいました。それでもレシーブがしっかりできたし、スパイクも決まったので良かったです。(次戦に向けて)自分たちのバレーで勝ちます」
吉澤選手
「楽しくプレーできました。(次戦に向けて)声を出すことをしっかりして、チームを盛り上げたいです。明日は勝って優勝したいです。
▲チームの要、セッター山本
▲(左から)板宮、山本、藤中のブロック
『剛腕・高橋スパイク賞なるか!?』
シーズン前のインタビューで「スパイク賞を取りたい」と語った高橋拓也(経済2・東亜学園高)のコメントは現実味を帯びてきている。
二年次生となった今シーズンは全試合のスタメンに名を連ね、セッター山本との東亜学園高コンビは今年も抜群。また、昨秋のアジアジュニア選手権を経てレベルアップした技術にも磨きがかかっている。
5月11日発表のスパイク決定率ランキングでは、日体大の田井中選手(#9)を0、1%差で追う2位に付けており、ここ数試合の活躍を見る限り、順位は入れ替わっていると予想している(専スポ調べ)。
専大の優勝はもちろんのこと、チームを勝利に導いてきた高橋のスパイクが個人賞として目に見える形となるかどうかにも注目したい。
(村上=写真も)
▲圧倒的な高さでチームに得点をもたらす高橋