【バレーボール部】 第9日、国士大に勝利で5連勝。1位日体大とは1勝差で単独2位に浮上
5月11日、日本体育大学健志台キャンパス米本体育館にて関東大学バレーボールリーグ第9戦、対国士大が行われた。
8戦目終了時点で2位の筑波大が前の試合で敗戦したため、この試合は2位に浮上できる大一番。何としてでも勝利を収めて優勝に望みをつなげたい試合であった。
第1セット、序盤からエンジン全開で相手を攻め立てる。高橋拓也(経済2・東亜学園高)のサーブから流れを作り、持ち前の全員バレーで相手を圧倒。長友優磨(商4・都城工高)のスパイクや藤中謙也(経営2・宇部商高)のブロックも要所で決まり相手を寄せつけず25-16でセットを先取する。
第2セット、セッター山本湧(商3・東亜学園高)の「一方的な展開になるとモチベーションを保つのが難しい」というコメントの通り、序盤からチーム全体がミスを連発し、相手にリードを許してしまう。中盤に藤中のブロックや山本のツーアタックで追いつくもリードを奪うことができない。それでも終盤はセンター板宮築(経済4・川崎橘高)、高橋のクイック攻撃をセッター山本が巧みに操り、デュースに持ち込むと、エースの長友が粘りに粘って逆転に成功。アドバンテージを奪うとそのチャンスを藤中が逃さずサービスエースで得点し、30-28でセットを連取した。
第3セットも、ミスが多く不安定さを露出する展開となったが、高橋の連続ブロックポイントなど今季の軸として挙げていた「ブロック」で得点を積み重ね、最後はエース長友が相手のブロックアウトを誘うスパイクで得点し25-20でセットを奪い3‐0のストレート勝ちを収めた。
試合後の吉岡監督は「まだまだ不安定なチーム。その中でも4年生の長友が崩れないのが大きい」とコメント。長友本人も「他の選手にミスが出ていたので自分がやらないといけないと思った」と主将らしいコメントを残した。
また、この試合で順位を1つ上げ2位に浮上したことを問うと「順位は関係ない。1本1本、1点1点に集中して25点をしっかり取る」(吉岡監督)、「あと2戦も気を抜いたら勝てない相手なので気を抜かずに頑張る」(長友主将)と両者ともに順位を意識するのではなく、目の前の試合に集中すると語った。
泣いても笑ってもあと2試合。目の前の試合に集中し、勝利を呼び込み優勝をもぎ取って欲しい。
(村上 大晃・文3)
専大(25-16、30-28、25-20)国士大
(スターティングメンバ―)
#1 長友優磨
#4 板宮築
#8 山本湧
#12 藤中謙也
#13 高橋拓也
#18 川波潤也
#22 吉澤玄裕
以下はコメント
吉岡監督
「まだまだ不安定なチームなのでミスが出る。その中でも4年生の長友が崩れないのが大きい。それでもチームは下級生主体、一部のチームと戦うのにきついところがある。(残り2戦について)順位は関係ない。1本1本、1点1点に集中して25点をしっかり取る。次戦からが本当の勝負になる」
長友主将
「1セット目に自分たちのバレーができたので、2,3セット目は気が抜けていました。(前戦とは変わって今日は自分でトスを呼ぶ姿が見られましたが)他の選手にミスが出ていたので自分がやらないといけないと思いました。(次戦に向けて)あと2戦も気を抜いたら勝てない相手なので、気を抜かずに頑張ります。1週間かけて修正できるところは修正して優勝を目指します」
山本選手
「一方的な展開になるとモチベーションを保つのが難しいです。今日はリーグ戦を戦うのは難しいと改めて感じる試合でした。あと2戦は「失セット0」を目標に頑張ります」
▲スパイクを決める長友主将
▲長友とともにチームを引っ張る板宮