【バレーボール部】 第8日、後半の山場、明大に勝利も不安の残る第3セット
5月11日、日本体育大学建志台米本記念体育館にて関東大学バレーリーグ8日目、対明大が行われた。専大は5勝2敗で現在4位。いよいよリーグ戦も後半戦にさしかかり、ここからは1セット1セットが重要となる。
この日はここまで先発出場していた冨田直人(経済1・東亜学園高)と池田陽輝(経済1・九州産大付属高)に代わり、サイドに川波潤也(経済1・九州産大付属高)、リベロに吉澤玄裕(経営1・東亜学園高)が起用された。
第1セットは両者譲らない展開。先にセットポイントを握ったのは明大であったが、すぐさまキャプテン長友優磨(商4・都城工高)の力強いスパイクで2点を連取し、25‐24と専大がアドバンテージを奪う。この後何度もデュースを繰り返したが、最後まで集中力を切らさなかった専大が30‐28で、このセットを競り取った。
第2セットは「キャッチを中心にリズムを作っていくのが自分の持ち味で今日はそれができた」とのコメント通り1年生川波が守備に攻撃に奮起。チームも見事にまとまりを見せ25‐14と大差でセットを連取した。
しかし、第2セットの大差で少し気がゆるんでしまったのか、第3セットでは連続失点が相次ぎ、リードはしていたものの終盤で逆転を許してしまう。力で押し切りデュースに持ち込むも、一度崩れた流れは取り戻せず27‐29でこのセットを落としてしまう。優勝を目指す以上、これ以上セットを落とすことはできない。
気持ちを入れなおし臨んだ第4セットは、明大を力で抑え込み、相手を引き離したまま25‐18でセットを収め、セットカウント3‐1で勝利した。
勝つことはできたが、第3セットの課題に不安も残る試合となった。残り3戦は気を引き締め、全員バレーで勝ち進んでほしい。
(森本 雅美・文2)
専大(30-28、25-14、27-29、25-18)明大
(スターティングメンバ―)
#1 長友優磨
#4 板宮築
#8 山本湧
#12 藤中謙也
#13 高橋拓也
#18 川波潤也
#22 吉澤玄裕
以下はコメント
吉岡監督
「1年生2人がよく頑張った。今までレギュラーだった選手を代えても勝てるというのは力がついたということ。次戦は1セットも落とさず勝つ」
長友主将
「(今日を振り返って)3セット目が良くなかったです。大差になるほど気を引き締めないといけないと思いました。(大事なところで長友選手にボールがよく上がっていたと思うのですが)ポイントになってくる場面にだけ自分に上げるように話していました。そこをしっかり決めきれたのは良かったです。(次戦に向けて)残り3戦は勝ちにこだわります」
山本選手
「(今日を振り返って)自分自身の調子はあまり良くなかったです。それでも3セット目をとってストレートで勝ちたかった。次も頑張ります」
川波選手
「キャッチを中心にリズムを作っていくのが自分の持ち味で、今日はそれができました。残り3戦出られるかはわかりませんが、ストレートで勝てるように頑張ります」
吉澤選手
「(初先発について)緊張しました。先輩たちがいい雰囲気を作ってくれたので助かりました。今後は声を出して、明るくチームの雰囲気作りに取り組みたいです」
▲▼攻守に活躍を見せた川波 (撮影=村上)