【バレーボール部】春季リーグ戦5日目 気迫のぶつかり合い、フルセットを制し、早稲田に勝利!
4月27日、東海大学湘南校舎総合体育館にて対早大が行われた。2勝2敗の専大にとってこの試合勝ちを逃すと、優勝が遠ざかる。ここはチーム一丸となって勝利を収めたいところであった。
第1セット、冨田直人(経済1・東亜学園高)のサーブで先取点を決めると、勢いづいた専大はアタッカー陣をうまく使い多彩に攻めていく。相手の早大もスパイクの鋭さで対抗してくる。どちらも譲らない展開のまま、先にセットポイントを握ったのは早大。緊張の中、次の点は山本湧(商3・東亜学園高)が意表を突いたツーアタックを決める。その後2得点連取し、26-24で第1セットを専大が収めた。
続く第2セットは終始専大リードのまま、25-23で連取した。
第3セットは逆に早大にリードを奪われる。専大は途中、平安山華竜(経済1・西原高)を投入する。初出場ながら、1本目のサーブをきっちり決め、サービスエースで得点。それをきっかけに追いつくが、デュースの末、25-27でこのセットを落としてしまう。
第4セットは選手に疲れが見え始め、早大にまたリードを許す展開に。しかし、キャプテン長友優磨(商4・都城工高)が果敢に相手のサーブやスパイクを拾うなど、チームを盛りたてる。17-18の場面、長友の鋭いサーブが決まり、18-18と追いつき、続いて冨田がスパイク、平安山がサーブを決め、20-18と逆転する。その後も、長友の懇親のスパイクで得点を重ねていく。しかし、ここで負けるわけにはいかない早大も粘りあるプレーで追いついてくる。22-23と逆転され、その後も得点を許した専大が23-25で惜しくもこのセットを落とした。
第5セット、フルセットにもつれこんだこの試合は互いに譲らない激戦であった。案の定、デュースまでもつれ込む展開になる。この場面でも気迫のあるプレーをみせたのは長友だった。それに後押しされたように、選手全員が気持ちの上で退かず、18-16でこのセットをなんとか奪取し、セットカウント3-2、長い激戦を専大が制した。
この日は3連戦の初戦だったこともあり、勝てたことは非常に大きい。体力の面では心配があるが、この波に乗って、3連戦残りの2試合も勝ち、終盤戦につなげてほしい。
(森本 雅美・文2=写真も)
以下選手のコメント
長友主将
「去年の秋も2セット取ってから、フルセットにもつれ負けてしまっていたし、全カレでも負けて、今日こそは早大にも七里選手にも負けたくなかった。七里選手のスパイクやサーブが良いのは分かっていたので、レシーブに力を入れた。気持ちが退けたらこれ以上に調子が悪くなると思ったので、気持ちをしっかりいれてプレーした。(次戦にむけて)今日と同じようにレシーブ中心にまとまった全員バレーで勝ちます」
平安山選手
「緊張して準備ができてなかった。いつもどおりのプレーを意識した。この試合がきっかけになってまた出られたらと思います。監督やチームに期待されるようになりたいです」
▲初出場でいい活躍を見せた平安山
▲この日はレシーブでも活躍を見せた長友
▲激闘の末、勝利!!!