4月20日、日本体育大学建志台米本記念体育館にて関東大学バレーリーグ3日目、対筑波大が行われた。専大は第1週、中大と慶大にストレート勝ちし、首位でこの日を迎えた。対する筑波大は現在3位。この試合に勝てれば、優勝が見えてくる。大事な一戦であった。
第1セット、専大は筑波大の高さに終始翻弄される。特に相手エースの出耒田選手(#8)の、最高到達点355cmから放たれる強烈なスパイクを抑えることができず、相手リードのまま23-25でこのセットを落としてしまう。
悪い流れを絶ちたい専大は、藤中謙也(経営2・宇部商高)、高橋拓也(経済2・東亜学園高)の二人で出耒田選手のスパイクを徹底的にブロックする作戦にでる。この作戦が功を奏し、25-16と大差で第2セットを奪取に成功した。
しかし、第3セットは第1セットと同じ試合展開を強いられる。中盤に194cmの大型アタッカー小川猛(経営1・桐蔭学園高)を投入するものの、追いつくことができず、17-25でこのセットも落としてしまう。
もう後がない専大。気迫のプレーで序盤は筑波から3点のリードを奪うが、中盤に追いつかれ、自分たちのミスで失点が相次ぎ、逆転を許すと、そのまま19-25で第4セットを奪われ、試合終了。
専大は今年十分な戦力を揃えたが、まだまだバラつきのある状態だ。今日の敗因も、自分たちのミスによる失点が大きい。次戦以降はミスをなくし、個々の持ち味を惜しみなく発揮してほしい。
以下選手のコメント
長友主将
「全カレ準決勝の相手でリベンジを目標にしていたが、自分たちのミスが多かったためにリベンジできませんでした。悔しいです。(2セット目について)出だしから5点ずつ取っていくことを目標にして、1点目相手のサーブミスかで勢いついた。(次戦にむけ)これから長い戦いになるので、明日の日体戦しっかり勝って、来週につなげたいです」
小川選手
「(初出場について)緊張しました。最初にあげてもらったトスが打てなかったのが、悔しいです。次の試合出ることがあれば、自分の高さとパワーをチームに活かしたいです」
専大(23-25、25-16、17-25、19-25)筑波大
(スターティングメンバ―)
#1 長友優磨
#4 板宮築
#8 山本湧
#12 藤中謙也
#13 高橋拓也
#19 冨田直人
#23 池田陽輝
▲安定感のあるスパイクを打ち込む藤中
▲初出場を果たした小川
(森本 雅美・文2=写真も)