準決勝で筑波大に惜敗 三位決定戦へ

 12月8日とどろきアリーナ特設コートにて全日本大学バレーボール選手権が行われ、準決勝に進んだ専大は筑波大と対戦。レベルの高い戦いとなったもののセットカウント1‐3で敗れた。

 秋季リーグ優勝校の日体大に勝利してベスト4に進んだ筑波大は全日本代表に大学生ながら選出された出耒田選手(#11)ら実力者を多数擁する大学バレー界屈指の強豪校。この試合筑波大の高さをどう克服するかがポイントなった。

 序盤、予想通り筑波大は高さを使った攻撃で専大に襲いかかる。前日ブロックで活躍した高橋拓也(経済1・東亜学園高)、藤中謙也(経営1・宇部商高)を機能させたい専大だったが、なかなか調子が上がらず21‐25、17‐25と連続してセットを落としてしまう。ようやく調子の出てきた第3セット。セッター山本湧(商2・東亜学園高)のツーアタック、エース長友優磨(商3・都城工高)のスパイクで流れを変え始めると高橋のクイックも決まりだし調子良く得点を重ねていく。デュースにもつれたものの最後は山本のブロックで切り抜け、29‐27でセットを奪取した。

  この流れに乗って続く第4セットに突入する。序盤から山本のツーアタックが次々と決まり、16‐11とリードして2回目のテクニカルタイムアウトをむかえた。しかし専大がセットポイントをとってから粘りを見せる筑波大を振り切ることができずデュースに持ち込まれる。その後筑波大はエースの出耒田選手にボールを集め、その高さの前に専大はなす術なく逆転を許し、27‐29でセットを落とし1‐3で敗戦した。この結果から9日に行われる三位決定戦へと進むこととなった。

 以下は試合後のコメント

吉岡監督
「選手、特に1年生の二人が乗ってくるまで我慢の必要となる試合だった。3セット目からは彼らの調子が上がってきたので自分たちのバレーができた。(明日の試合にむけて)今日同様1年生の二人をどうのせるか。二人の調子が出るまでがうちのポイントとなると思う。明日は自由に攻めさせる。最後勝って来年につなげる」

長友主将
「1、2セット目にかたさが出た。今日の試合はサーブで攻めきることができなかった。(相手エースの出耒田選手に関して)対策は特に練らなかったが、決められても気にしないで次のプレーに望めるように気持ちの切り替えは意識した。(明日の試合にむけて)次の試合に勝ってこの大会を3位で終わらせたい。4年生にも勝利で引退してもらいたい。個人的にはメダルがほしい」

端場選手
「自分の入りが良くなかった。もっと早くから調子を出せれば。チームとしてはセンターコートに関してみんなが気負いすぎていてかたくなったところもあったと思う。(明日の試合にむけて)明日は勝っても負けても最後なので思い切りプレーして悔いの残らないようにしたい」

山本選手
「1、2セット目が良ければ勝てたと思う。詰めの甘さが出た。(いつもより攻撃参加が多かったように感じたが)筑波に攻め続けられていたので、自分がいかないといけないと思った。(三位決定戦の相手の早大に関して)リーグ戦で負けているので勝ちたい。メダルが欲しい」

藤中選手
「今日は内容も結果も満足いかないものだった。(1、2セット目について)緊張してたつもりはなかったがうまくプレーできなかった。(明日にむけて)勝っても負けても最後の試合となるので勝って4年生を引退させたい」



▲点を取った後


▲今大会絶好調の長友



(村上 大晃・文2、撮影=森本 雅美・文1)




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