全日本インカレ開幕! 2連勝で好スタート

 12月6日墨田区総合体育館にて、全日本大学バレーボール選手権が行われ、専大は愛媛大と国士大に勝利しベスト16へとコマを進めた。大学バレーの祭典とも言われるこの大会は、全国から118校が参加し頂点を決める一年間の集大成で、どの大学もこの大会にかける思いは強い。専大は「ベスト4以上」を目標に掲げこの大会に臨んだ。決勝トーナメント2回戦からの出場となる専大。1~3回戦までは3セットマッチとなるため普段とは違う戦いを強いられた。

 初戦は四国リーグ2位の愛媛大。序盤、浮き足立つ専大のミスなどで第1セットを取られるも2セット目からは温存していた高橋拓也(経済1・東亜学園高)を投入。落ち着きを取り戻した専大は25‐15、25‐10でセットを連取し愛媛大を下した。

 試合後、監督は「若いチームなので落ち着くのに時間がかかった。それでも焦ってはいなかった」とコメントし、第5試合に行われる3回戦へ気持ちを切り替えた。

 ベスト16入りをかけて戦う相手となったのは、関東2部2位の国士大。監督が「第1試合にメリハリのない試合をしてしまったので、2試合目は緊張感を持って臨めた」と語ったように、立ち上がりに不安を感じさせないスタートを切った。第1セット、端場翔太(経済4・東亜学園高)のサービスエースで先取点をとるとエース長友優磨(商3・都城工高)のスパイクが次々と相手コートに沈んでいく。中盤は一進一退の攻防でなかなか流れが掴めなかったが迎えた終盤、試合を動かしたのは二年生の山本湧(商2・東亜学園高)と一年生の藤中謙也(経営1・宇部商高)。高さを生かしたブロックで相手の攻撃を遮断すると、スパイクで相手を圧倒。25‐23でセットを先取する。

 一度波に乗ったら止まらない藤中は引き続きレセプション、サーブ、ブロック、破壊力抜群のスパイクで攻守に渡り活躍。山本もチームのピンチを再三救うレシーブとブロックを見せた。攻撃に重視していたアタッカー陣も守備の意識が秋季リーグに比べて格段に良くなり、攻守にバランスの取れた試合運びを展開し、25‐18で第2セットも奪取し準々決勝進出を決めた。

 試合後のコメント

長友主将
「第一試合は大会に慣れていなくて自分たちの試合ができなかった。それに比べて第二試合は自分たちのバレーができたのでよかった。(守備意識の向上について)秋季リーグが終わってから拾って繋げるバレーを意識して練習してきた結果が出始めているのだと思う。(明日に関して)強い相手が」来ると思うが勝ちたい」

端場選手
「セットを落とした後も焦らずにプレーできた。ここで負けたら終わりというプレッシャーはあるが今日は自分らしくプレーできたのが良かった。明日は絶対勝って専大初のベスト4を目指す」

國弘選手
「第1試合はかたくなり、セットを落としてしまったが、後を取れたのでよかった。今日はみんなで気持ちをいれて戦うことができた。最後まで楽しんでプレーしたい」
板宮選手「思ったようにプレーできなかった。調子はまだまだだが、4年生のためにチームに貢献したい」

山本選手
「調子は良かった。1試合目は自分のミスでセットを落としてしまったので、必ず挽回するという気持ちで臨んだのがよかった。明日も勝ちます」

藤中選手
「1試合目はあまり良くなかったが、明日に向けていいスタートが切れたと思う。(全カレデビューに関して)ずっと楽しみにしてきた大会なので思い切りやるだけでした」
高橋選手「1試合目はスタートが悪かったので、調子が上がらなかった。逆に2試合目はスタートが良かったので良い動きができた。明日が山場だと思うので頑張る」



▲明日に向けてチームの調子を上げていきたい


▲リベロの國弘の元気溢れるプレーに注目




(村上 大晃・文2、撮影=森本雅美・文1)




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