秋季リーグ戦 慶大に勝利し現在1部6位!‏


 昨日に引き続き秋季リーグが慶応義塾大学日吉記念体育館で行われた。相手は慶大。ホームコートでの試合だけに、慶大サイドの応援が大きく響く。一昨年春季リーグでは2部で戦ったこともあり、パワーでは負けないはずのチームとの対戦。ここで勝利し連勝したいところだ。

 第1セット、慶大に先制されるも端場翔太(2・東亜学園高)のレフトからの攻撃で取り返し流れを引き寄せる。17-10まで点差をつけるが、主将栗山雅史(4・佐賀商高)がサーブアウトし長友優磨(1・都城工高)と入れ替わると5連続得点され18-19と迫られる。その後はジュースにもつれ込むもエース不在のままでは最後の1点を決めることができず、27-25でセットを落とした。
 第2セットは17-16まで互いに譲らぬシーソーゲームが続く。しかし、コートに戻った栗山のサーブで流れを引き寄せ5点を連取。2点を返されるものの25-19でセットを奪った。
 第3セットは中村航太朗(4・宮崎工高)の守備が光る。中村のレシーブから専大の攻撃が繰り出される場面が多々あり、粘りのプレーが見られた。このセットもジュースとなるが相手がブロックアウトすると端場、栗山が1点ずつ決めセットを連取。
 第4セットは13-9と点差をつけたところで井田康太朗(4・宮崎工高)に代わり、大石龍二(3・崇徳高)がピンチサーバーとしてコートに入る。一本目でサービスエースを決めるとチームのムードが一気に明るくなる。控え選手からの掛け声も大きくなり、専大全体が盛り上がる。慶応サイドの応援などものともせず6連続得点すると25-11でセットを奪い、勝利を手にした。


▲チームのムードを変えた大石

 大石は「サーブが入ったのはラッキーだった。専大は声が少ないので、自分がベンチからでもコートに入っても盛り上げていきたい」と明るく話した。吉岡達仁監督はこの試合について「栗山のメンタルを安定させる必要がある。上級生は特に最後のリーグなのに気持ちが入っていない。1部に上がったことで目標に向かう気持ちが薄れている」と話した。大石をコートに入れたことについては「雰囲気を変えるため」と話した。また、スタメンのときも、常に声を出していた國弘翔太(2・宇部商高)をベンチに置いたのも「声を出してチームを盛り上げるため」と、雰囲気を変えることを課題としている。個人の技術は高いもののチームの盛り上がりに欠ける専大。残り5試合、他に劣らぬ迫力でチーム一丸となり戦う姿を期待したい。

専大3(25-27、25-19、27-25、25-11)1 慶大

【スタメン】
レフト  中村航太朗
レフト  端場翔太
センター 石川辰実(4・岡谷工高)
センター 井田康太郎(4・宮崎工高)
ライト  栗山雅史
セッター 上村哲史(2・鹿児島商高)
リベロ  杉本龍馬(2・聖隷クリストファー高)



(小澤幸希乃・経営2)




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