秋季リーグ第3戦 初白星を上げる


 9月18日、秋季リーグ第3試合目が慶応義塾大学日吉記念体育館で行われた。相手は今春共に1部に上がってきた筑波大。2部で幾度も対戦したことがあるだけに、負けられない試合だ。

 第1セット、初めのポイントを取られるもブロックで取り返し端場翔太(2・東亜学園高)の連続サービスエースで流れをつかむ。端場、栗山雅史(4・佐賀商高)のスパイクを中心に得点を重ね、25-15で難なくセットを奪った。
 続く第2セットはレシーブミスで失点し、1点を追う展開に。1セットを取ったことで多少の気の緩みが出たかと思われたが、最後は主将栗山が決めセットを連取。
 しかし第3セットはレシーブミス、ブロックアウトで相手に得点を許し、ジュースにもつれ込むも、24-26でセットを落とす。栗山の一枚ブロックや中村航太朗(4・宮崎工高)の体をはったレシーブなど粘りのプレーもあったが、最後の一点を決められない専大の弱い部分が顔をのぞかせたセットであった。
 第4セットもレシーブミスが目に余った。取れるはずのボールを誰も取りに行かない場面は試合序盤から幾度かあったが、このセットではより際立った。途中、栗山に代わり長友優磨(1・都城工高)を投入。流れを変えたいところであったが押しきれず25-19でセットを奪われた。
 最終セットは端場の攻撃で先制。栗山のスパイクも決まり専大が流れをつかんだ。最後は相手のサーブアウトで試合は終了。初白星となった。

 試合後、栗山主将は「ブロックで相手の攻撃を緩めてレシーブ、攻撃と、守りから自分たちの攻撃につなげるプレーが理想。次の慶大戦では今日の反省を生かしていきたい」と話した。
 また今回、持ち前のサーブで流れを引き寄せた端場は「筑波は2部で何度も当たった相手だったので負けたくなかった。個人では1部でも通用する実力を持っている専大は、もっと声を出してチーム力を高めたい」と1部を勝ち抜くための課題を語った。


▲スパイクを放つ端場

【スタメン】
レフト  中村航太朗
レフト  端場翔太
センター 石川辰実(4・岡谷工高)
センター 井田康太郎(4・宮崎工高)
ライト  栗山雅史
セッター 上村哲史(2・鹿児島商高)
リベロ  杉本龍馬(2・聖隷クリストファー高)



(小澤幸希乃・経営2)




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