連勝ストップ 1-3で国士館大に惜敗‏


 前日の筑波大戦に続き、第4戦も強豪チームとの対戦となった。相手は「一丸となって攻めてくる組織力のあるチーム」と吉岡監督も評する国士舘大。

 第1セットは上村哲史(2・鹿児島商高)のサーブでスタートするも主将栗山雅史(4・佐賀商高)のブロックアウトで先制点を許してしまう。そこから1点を追う展開となったがサーブが栗山にまわると流れを作り、井田康太郎(4・宮崎工高)の速攻などで4点を連取。その後は順調に得点を重ね、14-8と引き離す。リズムが乱れ連続で失点すると徐々に追いつかれるが、最後は中村航太朗(4・宮崎工高)のスパイクでなんとか逃げ切り25-22でセットを取った。

 第2セットはスタートから連続で失点し、初めから国士舘大の流れ。専大は後を追うも瞬く間に7-13と離されタイムアウトをとる。ここで流れを変えようとルーキー長友優磨(1・都城高)がコートに入りジュースにまで追い詰める。しかし最後は相手エースのブロックに屈しセットを落としてしまう。

 続く第3セット、前半は5連続で得点を決めるなど専大がリードするも流れを握るのは国士舘大。同点に追いつかれると一気に5点を連続で奪われ逆転される。後半追い上げるもあとひと押しできず21-25でまたもセットを奪われる。

 後がなくなった専大。第4セットは開始から1点を奪い合う緊迫した展開。中村、栗山のスパイクが連続で鮮やかに決まり12-9と流れをつかんだかと思いきや、連続得点を許し14-14の同点に追いつかれる。その後も連続して得点を奪われ、ブロックや長友のフェイントで応戦するも勢いを止められず19-25でセットを落とし、国士舘大に敗れた。


 筑波大との熱戦を勝利で収めた後での敗北という展開から、昨季の全日本選手権大会で1部リーグの法大に勝利した次の試合で立命館大に敗れたことを思い出す。「良い試合をした後は気持ちが入らず勝てないんです」と栗山主将が話すように、精神面の弱さが露呈した試合であった。また、今回の敗因について吉岡監督は「気持ちが入っていなかった。精神的な浮き沈みが激しくては勝てない」と一喝。個人の能力・攻撃力ともに誇れる専大にとって、精神面の弱さは唯一の課題と言っても過言ではない。今後の試合をすべて勝ち抜くと6勝1敗となり2位までは確実に狙える。1部復帰を達成するとともに勝利の喜びを絶えず味わうためにも、残りの試合を勝ち抜いてほしい。



【スタメン】
 レフト 中村航太郎
 レフト 端場翔太(2・東亜学園高)
 センター 石川辰巳(4・岡谷工高)
 センター 井田康太郎
 ライト 栗山雅史
 セッター 上村哲史
 リべロ 國弘翔太(2・宇部商高)



▲得点を決めた中村

▲レシーブを返す國弘



(小澤幸希乃・経営2)




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