秩父宮陽杯全日本大学選手権大会 立命大に敗れ3回戦敗退



 12月3日に東京武道館ほかで秩父宮陽杯全日本大学選手権大会3回戦が行われた。相手は関西学連1部6位の立命大。

 第1セットは専大のいきなりの5点連取で始まる。しかし、すかさず立命大がタイムアウトを取り、ここから専大にミスが目立ち始める。エース栗山雅史(3・佐賀商高)のスパイクが決まらず得点差が広がり、最後は追い上げを見せるも第1セットは相手に先取される。続く第2セットも栗山の調子は上がらず、2人のサイド中村航太朗(3・宮崎工高)、端場翔太(1・東亜学園高)が奮闘するも接戦をものにできず、気持ちが表れるサーブでもミスが目立った。後がない第3セットはどうにか1セット取ろうとメンバーを入れ替えるなどするが、主導権を握っていくのは立命大。最後もスパイクアウトで先に25点目を取られ、ストレート負けで3回戦敗退となった。

 当初の目標であるベスト4は叶えられなかったが、春季リーグ戦での昇格に期待がもてる大会だった。レギュラーの半分を占める3年生にとって、その1部で試合ができるかが懸かる春。実力も経験値も十分にある。法大に勝ち1部で戦えることが証明できた今、精神面強化が今後の最大の課題となるだろう。


▲石川(左)と中村


▲試合後、不甲斐ない結果に頭を抱える


専大0(19-25、28-30、20-25)3立命大

【スタメン】
レフト 中村航太朗
レフト 端場翔太
センター 石川辰実
センター 井田康太朗
セッター 上村哲史
ライト 栗山雅史
リベロ 國弘翔太


吉岡監督
「ポイントゲッターがしっかりしていないとこういう展開になってしまう。いつもうちがいい流れのときは、拾ってトスを上げて栗山が決めている。今日の試合を分けたのは気持ち。それだけです」

栗山雅史
「昨日のフルセットの疲れは残っていなかった。今日は全然気持ちが入っていなかった。スタートが悪くて全然切り替えられなくて、ほかのメンバーは切り替えられていたのに、自分だけできずに最後まで悔しかった。春に上がらないと自分たちは1部でできないし、力的には1部とやれるので精神面を鍛えていきたいです」



(吉野 瞳・文2)




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