秩父宮陽杯全日本大学選手権大会 優勝候補法政をフルセットで破る!
12月1日にグループ戦が行われ、専大は龍大相手に快勝し、2日から行われるトーナメント戦への出場権を獲得した。1回戦の相手は東経大。同じ関東リーグの4部に所属するチームだ。相手が格下なだけにレギュラー数人は温存され、控え中心にメンバーが組まれた。スパイクが面白いほどよく決まり、どのセットも10点以上離してストレート勝ちを収めた。(グループ戦は3セットマッチ)
専大2(25-17、25-9、25-14)0東経大
【スタメン】 レフト 大石龍二(2・崇徳高) レフト 杉本龍馬(1・聖隷クリストファー高) センター 奈迫芳樹(4・宇部商高) センター 石川辰実(3・岡谷工高) セッター 上村哲史(1・鹿児島商高) ライト 福脇達也(4・宇部商高) リベロ 國弘翔太(1・宇部商高)
2回戦の相手は優勝候補の法大。この法大のエース古田は全日本プロに選ばれていて、テレビで見かけたことがある人もいるだろう。専大はこの試合からレギュラーで試合に挑んだ。1、2セットは相手のペースで進み2-0で法大が王手をかけた第3セットは、専大もエース栗山雅史(3・佐賀商高)を中心に得点を重ねていき、接戦でジュースとなったがぎりぎりで1セットを奪取する。これで流れを引き寄せた専大は、中盤に相手のミスからもらったポイントで、サーブが端場翔太(1・東亜学園高)に回る。端場は威力のある弾丸サーブで相手のレシーブを崩し、9連続ポイントに導いた。その後も石川辰実(3・岡谷工高)のブロードやサイド陣のブロックアウトを狙ったスパイクなどで2セット目を取り勝負はフルセットに。 最終セットは相手にいきなり3点離されるが、専大も5点連取で相手に流れを渡さない。途中ピンサーとして千原瑛史(2・宇部商高)も役割を果たし、着実に得点を重ねた。11-11となったあと、エースにトスが集中する法大に対してブロックで攻撃をシャットアウト。2-0からの大逆転勝利となった。
専大3(25-19、25-15、26-24、25-18、15-12)2法大
【スタメン】 レフト 中村航太朗(3・宮崎工高) レフト 端場翔太 センター 石川辰実 センター 井田康太朗(3・佐賀商高) セッター 上村哲史 ライト 栗山雅史 リベロ 國弘翔太
▲スパイカー陣をリードするセッター上村
▲喜びを爆発させる選手たち
吉岡監督 「最後の15点目がとれて最高にうれしい。勝ててよかった。選手を褒めてあげたい。けが人がいなくてフルメンバーで戦えば1部と戦えるということが証明できた。1部を倒したから流れに乗っていきたい。勝てばゲームの展開は関係ない」
福脇達也 「(1回戦に対して)後輩がよくがんばってくれた。チームは100点満点の出来でした」
栗山雅史 「(2回戦に対して)今日は第1第2セットは相手の流れだったが、それぞれが自分の仕事をしていたので、みんなで勝った1勝だと思う。監督が言うことをしっかりやれば勝てるんで、あとはいつも気持ちだけ。気持ちがあればどんな相手でも勝てる。リーグのときはいつもけが人がいたので、この大会では最後までけがをしないように集中していきたいです」
(吉野瞳・文2)
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