全日本大学対抗王座決定試合 園田女子大に5-0で勝利し決勝戦進出!



 10月31日に全日本大学対抗王座決定試合の3回戦が愛知県名古屋テニスクラブで行われた。決勝をかけた戦いとなり、会場全体もにぎわいを見せ、各チームの応援が響いていた。専大は昨年の準優勝校である園田女子大に5-0で勝利し、決勝戦進出が決まった。序盤、緊張感のある会場の雰囲気にのまれそうになったものの、持ち前の強い団結力で相手に立ち向かいストレートで破った。

 ダブルスを2つ取らなければ厳しい戦いになる準決勝。「徐々に上がっていくタイプ」(平田コーチ)というD1の重藤真知子(2・筑陽学園高)・難波沙樹子(1・新宿山吹高)ペアは出だし相手の積極的なネットプレーに苦戦する。しかし、エンジンがかかり始めた第2セットからは安定したプレーを見せた。D2藤井友里(4・椙山女学園高)・小金井理恵(2・湘南工大附高)ペアは自分たちのペースを乱すことなく保ち続け、シングルス戦へとつなげた。


▲シングルス戦へ向けハイタッチで気合を入れる選手たち

 関東リーグから好調を見せるS3木川里奈(2・共栄学園高)は、持ち前の力強いストロークで相手を揺さぶる。第2セットでは5-2から2ゲーム連取され危ない場面も見せたが、第10ゲームでは気持ちを引き締め直し、勝利を決めた。木川の勝利でチームの決勝進出が決定し、
残りは消化試合となってしまったものの、S1藤井は気を緩めることなく戦い抜いた。S2難波はダブルスの疲れが残る中での戦いとなり、第2セットの5-4となったところでトレーナーを呼び、アイシングをうける場面もあった。しかし、試合を続行し勝ち星を挙げた。


▲リーグから好調の木川


▲1年生ながらも活躍を見せる難波

松山芳(4・静岡市立高)主将
「関東リーグで負けているのでリベンジの気持ちで戦いたい。最後は笑って終わりたいと思う」

藤井
「チームも盛り上がっていたのでモチベーションにつながった。今日の準決勝でS1で戦えたことが幸せたった。明日の試合も誇りに思ってやっていきたい」

佐藤雅幸監督
「一戦一戦良くなっている。早大の連覇を止める気持ちで頑張りたい」

平田大輔コーチ
「ダブルスを2-0で勝てたことが勝因。もしこれが1-1だったら分からなかった。疲れも出てきているので、どれだけいいコンディションで明日の試合に臨めるかがポイントだと思う」
 

<結果>
専大 5-0 園田女子大
D1 ○重藤・難波 6-4、6-3 淵脇・坂東●
D2 ○藤井・小金井 6-1、6-0 川崎・松島●
S1 ○藤井 6-3、6-3 川崎●
S2 ○難波 7-5、7-5 淵脇●
S3 ○木川 6-4、6-4 松島●



(菅原亜美・文2)



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