関東大学テニスリーグ　第４、戦筑波大に４－３で勝利



　９月１６日に第４戦が行われ、対戦相手は昨年のリーグで５位だった筑波大学。筑波大に勝たなければ、２部との入れ替え戦が決定していしまう大事な試合。Ｓ２で出場した難波沙樹子（１・新宿山吹高）が大健闘を見せ、４－３と勝利し、日大と並んで２勝２敗となった。


▲円陣を組む専大

　ダブルスでは重藤真知子（２・筑陽学園高）・難波ペアがいいリズムで試合を展開し、勝ち星をとる。しかし、藤井友里（４・椙山女学園高）・小金井理恵（２・湘南工大附高）ペアがフルセットまで粘るも、大事な場面でポイントを決めることができず、白星。続くシングルスでは、早大戦で活躍を見せた木川里奈（２・共栄学園高）、松山芳（４・静岡市立高）がストレートで破り、いい流れで次に繋いだ。Ｓ３で藤井が登場。第一セットを６－２で終えるも、気持ちにゆるみが出てしまい、第二セットを０ゲームで落とし、第三セットに突入。ダブルスでもフルセットを戦い、疲労もピークに達していた。４－５と相手のマッチゲームの時に藤井の足が攣り、一時試合が中断となった。数分間のマッサージとテーピングを施してもらい試合を続行。チームメイトは足をかばいながらも、懸命にボールを追い続ける姿に精一杯の声援を送る。粘り強いテニスを見せるも惜しくも相手に勝ち星が上がった。勝利はＳ２難波に委ねられた。序盤、自分のショットが決まらず不安定なプレイとなっていたが第二セットからは積極的なプレイが見られ、持ち前のストロークが冴え渡った。チームの勝利が大きなプレッシャーとなり、アドバンテージを握ってもなかなか、ポイントに繋げることができない。しかし、最後まで怯むことなく攻め続け見事チームの勝利に貢献した。


▲試合を終えて部員に迎えられる難波


佐藤雅幸監督
「リーグ戦を重ねていくにつれて、みんなの気持ちが結束していくのが分かる。厳しい所でやるべきことをやっていれば勝てる。今日の難波の試合なんかも、最後まで攻め続けていた。藤井が頑張っている選手たちのモチベーションを上げた。難波は粘って粘って最後までやっていた。魂で戦っていたよ」

平田大輔コーチ
「攻める気持ちを持ってほしい。気持ちが引いてしまうと全部引いてしまうので、覚悟を決めて開き直ってやらないといけない。土曜日にある試合も厳しくなると思う。最後まで諦めず、チャンスはあるのでチームで戦って、団体戦をして欲しい」

松山主将
「どの試合も全員で戦えた。試合を重ねて選手たちも体がボロボロになっているけど、全力出して全員で戦いたい」


＜結果＞
専大　４－３　筑波大
Ｄ１　○重藤・難波　７－６（４）、６－２　前澤・畑中●　　　
Ｄ２　●藤井・小金井　３－６、６－３、２－６　恒松・関○
Ｓ１　●古賀愛美（４・筑陽学園高）　１－６、２－６　前澤○
Ｓ２　○難波　３－６、６－３、６－４　関●
Ｓ３　●藤井　６－２、０－６、４－６　畑中○
Ｓ４　○松山　６－４，６－２　品田●
Ｓ５　○木川　７－６（４）、６－４　田島●

試合日程
９月１９日　最終戦　対東洋英和女子学院大学



（菅原亜美・文２）