関東学生テニス選手権大会 あと一歩及ばず、干場・渡辺ペア3位入賞
男女単複の準々決勝が武蔵野ローンテニスクラブで行われた。準決勝の相手は慶大ペア。最終セットまでもつれこむも、惜しくも敗れ干場義政(3・法政二高)・渡辺輝史(1・湘南工大附高)ペアは3位入賞となった。
インカレとは違い今大会は声出し禁止ということで、応援も拍手のみ。しかし、選手たちは力強いガッツポーズを見せ、喜びを現していた。第一セットから試合のテンポは速く、単調なものとなった。自分たちのサービスゲームをキープするも、リターンミスが続きゲームを取られる。相手に主導権を握られるが立て直しを図り第一セットを6-4で終える。 続く第二セットでは、渡辺のサービスゲームでフォーメーションを変え、ストローク合戦にもちこむ。渡辺の強烈なフォアが相手を苦しめる。しかし、相手も浅いロブは容赦なくスマッシュを打ち込み、柔らかなタッチで足元にボレーを沈めてくる。一進一退の攻防が続き、5-5の相手のマッチポイントでは渡辺のネットギリギリを狙った鋭いフォアが白帯にかすりアウトとなった。観客からは思わず「惜しい」との声が。流れを変えることができず、第二セットは5-7。ファイナルセットでは相手の安定したプレイを崩せずストレートで破れ、惜しくもベスト4入りとなった。
▲自分のミスに悔しさを浮かべる渡辺
▲3位入賞した渡辺・干場ペア
干場
「自分たちのいいプレイができなかった。切り替えようと思ったが、作戦が上手くいかず、やることがなくなってしまった。リーグ戦では今日の試合を出したくはない。最後のリーグ戦となるので全勝目指して頑張っていきたい」
渡辺
「勝つチャンスはあった。弱気になってしまった部分があった。3セット目はチャレンジしていこうと思ったが、流れを持っていくことができなかった。リーグではどれだけいいプレイを持続していくかだと思うので、昨日までのいい試合をリーグで出していきたい」
結果
<準決勝>
○干場・渡辺 6-4、5-7、0-6 小野・井上(慶大)●
(菅原亜美・文2)
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