【サッカー部】関東大学リーグ第8節5得点を挙げ首位を独走



 5月18日味の素フィールド西が丘にて関東大学リーグ第8節中大戦が行われた。専大はリーグ最少失点を誇る中大相手に5得点を挙げ、快勝し首位をキープした。

 試合序盤、中盤で押し込まれパスを回すことができない。前半の中盤にさしかかると今節出場停止明けの右SB北爪健吾(法3・前橋育英高)のオーバーラップからチャンスを作る。すると27分にその北爪からパスを受けた下田北斗(人間科学4・大清水高)が豪快なミドルシュートが決まり、幸先良く先制を果たす。しかし直後の28分、中大の田辺選手にもミドルシュートが飛び出しあっけなく同点に追いつかれる。34分に下田がペナルティエリアで相手のPKを誘い、PKを獲得する。これを自身が決め、前半のうちに逆転に成功する。

 後半、中大が前がかりになりピンチが続くが、“守護神”福島春樹(法2・静岡学園高)の活躍が光り、このピンチを切り抜ける。ここから専大の怒涛の反撃が幕を開ける。前がかりになった中大からカウンターで主将の長澤和輝(経営4・八千代高)が84分に追加点をあげる。直後に1点を返されるも、90分に再び長澤がゴールをきめ2点差とする。さらにロスタイム。長澤の2ゴールで火のついたFW仲川輝人(商3・日体荏原高)にもゴールが飛び出し、試合は5-2で専大の圧勝で終了した。

 この試合、一年生が4人ベンチに座り、今後の活躍が期待される。不安の残る守備陣も萩間大樹(経済2・瀬谷高)が積極的な上がりを見せるなど、復調の兆しが見える。しかし得点後すぐの失点は反省すべき点であろう。長澤が得点ランキングで単独でトップに躍り出た。1点差で仲川がその後を追う。この二人のランキング争いも注目のポイントである。

 前期折り返しまで残り1試合。首位で前期を終えることは確定しているが、首位を不動のものにするべく“攻撃的で美しいサッカー”で観客を魅了してもらいたい。

次節は5月26日Shonan BMW スタジアム平塚で日体大戦が行われる。


▲PKを蹴る下田選手

▲追加点をあげる長澤選手


▲ゴール後喜びを爆発させる長澤(左)、仲川(右)両選手


 源平貴久監督コメント
「(試合を振り返って)一回しか勝ったことのない相手だったので勝ててよかった。失点は仕方のない部分もあったが、しっかりと我慢してカウンターができ、突き放すことができた」

長澤主将コメント
「(試合を振り返って)中大は守備陣がしっかりしていて自分たちのプレスをかいくぐられることが多かった。(中大から5得点を上げましたが)相手が前がかりになってきていたのでカウンターで得点できたことが理由だと思う。
(前期最終戦に向け)日体大は個の能力が高いので攻撃的に試合を運びたい」

下田選手コメント
「(初出場の吉村とのコンビについて)練習でやったことのある組み合わせだったのでやりにくさは感じなかった。(PKについて)この試合1点とっていたので和輝(長澤主将)、輝(仲川選手)が譲ってくれた。(次節に向け)昨年勝てていない相手。ケガで正太朗(本名選手)も抜けているのでしっかりと勝って首位で前期を折り返したい」

仲川選手コメント
「(試合を振り返って)いい形で先制できたが気が緩んだところをふかれてしまった。セットプレーからの失点がなかったことはよかった。相手が前半から飛ばしてきていたので疲れてくると思った。そこからギアを入れるのがチームの鍵。(得点について)和輝くん(長澤主将)が2点決めていたので、自分も決めたかった。(次節に向け)目標である1試合1得点まであと2点。決定力をつけて次節に望みたい」



(曽雌 達哉・文2=写真も)




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