4月27日フクダ電子アリーナにて関東大学サッカーリーグ第4節順大戦が行われた。前節快勝の専大。圧巻の攻撃力を披露してもらいたい。
試合は順大ペースで始まった。順大の高い位置でのプレッシャーに翻弄され、中盤でボールを回すことができない。試合序盤から押し込まれる時間が続く。すると前半31分、前節ハットトリックの長谷川(竜)選手に決められ、先制点を献上してしまう。専修も直後の34分に反撃を見せる。オーバーラップしてきたDF北爪健吾(法2・前橋育英高)が右サイドからクロスボールをあげる。それをファーサイドにつめていたFW前澤甲気(経営3・清水商業高)がヘディングで合わせ、すぐさま同点に追いつく。1-1の同点で試合を折り返す。
後半、なかなか流れがつかめない中で、MF下田北斗(人間科学4・大清水高)のパスを受けたMF長澤和輝(経営4・八千代高)が冷静にゴールの流し込み、勝ち越しゴールをあげる。しかしこのゴールで流れが変わるわけではなく、試合はこのまま2-1で終了。持ち前の攻撃力は不発のまま終わった。
相手のシュート数が8本と守備陣に課題が残る試合であった。失点が1点に抑えたのはGKの福島春樹(法2・静岡学園高)の活躍が大きい。しかし、源平貴久監督は「この試合の勝ち点は大きなもの」と語り、結果には満足した表情を見せた。
次節は5月3日、味の素フィールド西が丘で国士大戦が行われる。
▲同点ゴールの前澤選手
源平監督コメント
「(試合を振り返って)苦戦すると思っていた。自分たちの時間が少なく、パス回しに手間がかかった。内容の悪い試合で勝ちきることができて、大きな勝ち点を取った。(次節に向け)学校が休みに入り、練習時間が増えるので(3日、6日の)2連戦は1勝1敗で切り抜けたい。」
前澤選手コメント
「(試合を振り返って)前節、大量得点で勝ったのでチームとして気を緩めないように臨んだ。(得点シーンは)右サイドから崩して左サイドにクロスをあげる、といういつも通りの取り方だった。健吾(=北爪選手)と輝(=仲川選手)がうまく崩してくれた。ただ、今日はサイドチェンジを意識しすぎてしまい、とれる得点もとれなかった。前節までは大量得点で勝つ、という専修らしいサッカーだったので今日のような試合に勝てたことは大きいと思う」
長澤選手コメント
「(試合を振り返って)前からのプレッシャーでDFからボールが入ってこなかった。相手のエリアでプレーしようと心がけた」