【サッカー部】関東リーグ戦第3節対慶大戦 爆発的攻撃力で圧勝


 4月20日、江戸川区陸上競技場にて関東リーグ戦第3節の対慶大戦が行われた。昨季は2勝と好相性のチームを相手に連勝を伸ばしていきたいところである。

 小雨の降る中始まった前半、立ち上がりから相手にボールをキープされ自陣ゴール前で混戦となりピンチを背負う。しかし守備陣の身体を張ったプレーで先制点は許さない。徐々にボールを奪い始めると14分にエリア内でFW山川翔也(経営2・新潟西高)が倒されPKを獲得。このチャンスをFW仲川輝人(商3・日体荏原高)が落ち着いて決め、先制点を奪う。その後も慶大の激しいプレスに押され何度もピンチを迎えるがDF北爪健吾(法3・前橋育英高)を筆頭に、決死のプレーで免れる。このまま前半終了と思われたが41分、痛烈なミドルシュートを決められ追いつかれてしまう。それでも直後の43分にMF星野有亮(経済3・静岡学園高)が放った強烈なミドルがゴールネットに突き刺さり、リードを奪って試合を折り返す。

 後半開始から専大ペースで試合は進み、62分にMF下田北斗(人間科学4・大清水高)のパスをMF長澤和輝(経営4・八千代高)が決め慶大を突き放す。段々と相手の足が止まってくると専大自慢の攻撃陣が更に慶大ゴールを脅かす。73分に仲川がこの試合2得点目をあげると76分にはFW前澤甲気(経営3・清水商高)もゴールを決める。そして試合終了間際の90分、途中出場のルーキー、FW伊藤遼(ネット情報1・帝京高)が初得点となるダメ押し弾を叩き込み6-1(前半2-1)で勝利した。

 第3節終了時点で15得点と、圧巻の攻撃力をみせている。ただ、心配されていた守備陣にも安定感がみえてきた。次節は4月27日、フクダ電子アリーナにて順大戦が行われる。



▲2得点をあげた仲川


▲チームメートから手荒な祝福をうける星野(14)


源平貴久監督のコメント
「失点が一点だけで先制点をとれたのが収穫。先制すれば相手は前に出てくるのでそこを崩したり、カウンターを使ったりして攻めにいけた。(一年生の起用について)今年は上手い選手が入ってきているので積極的に起用している。(次節にむけ)グラウンドの状態が良くなるので本来のパスサッカーがみせられると思う」

長澤主将
「PKかどうか判定が微妙だったが先制点がとれてよかった。前半終了間際に追いつかれたがリードして前半を終わることができた。また、守備陣がよくコミュニケーションをとって連携もよくなってきている。(次節にむけ)しっかりと先制点をとって勝ち切れるようにしたい」

仲川選手
「いい形でPKをとれたのでどうしても蹴りたかったし決められたのでよかった。ゲームの内容もかなりよくなってきていて、前半終了間際の失点は痛かったがすぐに取り返せたのが大きかった。(2得点目は)相手GKのミスキックでちょうど自分の前にボールがきた。和輝くん(=長澤主将)に出すか迷ったが、1対1のシーンだったのでタイミングを外して自分でいきました」

星野選手
「(同点ミドルは)狙ってないです。でも、入ってくれてよかった。個人的にはあまり調子が上がってきていなくて、納得のいくプレーはできていないが前にいくことだけを考えて試合に臨んでいる。もっとボールに触って展開していけるようにしたい」

伊藤選手
「(得点について)まずはとても嬉しいです。ゴールした時、夢みたいで試合中は実感がありませんでした。実感が湧いたのは試合が終わった後です。でも、まだ、得点以外のところで全然だめだと思うので次節出られたらそこを詰めていきたいです。次の試合も点を決めたいです」



(鈴木 詩織・文3=写真も)




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