【サッカー部】関東大​学サッカーリーグ戦 開幕戦白星スタート


4月6日、味の素フィールド西が丘にて第87回関東大学サッカーリーグ戦の開会式が行われた。新チームのキャプテンであるMF長澤和輝(経営4・八千代高)が全選手を代表して選手宣誓を行った。以下は長澤の宣誓全文。

「私たちは今まで支えてくださった方々への感謝の気持ちを忘れずに、仲間を信じ、己を信じ、全力でプレーすることを誓います」

 

 直後には第1節の桐蔭横浜大戦も行われた。今季から1部リーグに昇格したチームを相手に王者の意地をみせ、開幕戦を勝利で飾りたい。

 

「春の嵐」の予報通り、怪しい雲行きのなか試合は始まった。試合のペースを掴みたい専大イレブンであったが前半9分に先制点を許し苦しい立ち上がりとなる。しかし焦ることなくボールをキープしチャンスをうかがう。すると23分、「稲葉くん(=圭吾選手)がうまく相手をつぶしてくれた」と、FW仲川輝人(商3・日体荏原高)の同点ゴールが飛び出す。42分にはFW前澤甲気(経営3・清水商高)が勝ち越し弾を放ち、試合を引っくり返して前半を終える。

 

雨脚が一気に強まった後半だが攻撃の手は緩めない。47分に前澤の2得点目で突き放し、ミスから失点するも62分に仲川、69分に長澤がそれぞれ得点を挙げ攻撃的サッカーをみせつける。活躍したのは安定の両エースだけではない。83分に投入されたルーキーのFW佐藤遵樹(経営1・磯辺高)が魅せてくれた。ゲームに入った直後の85分、初出場にして初ゴール。身体を張ったプレーで無念の交代となったが鮮烈なデビュー戦となった。試合は6-2(前半2-1)と大勝で白星スタートをきった。

 

 6得点と、今季も自慢の攻撃力は健在であるが、卒業生の抜けた穴は小さくない。昨季まで不動であったCBのポジションにはDF萩間大樹(経済2・瀬谷高)、DF本名正太朗(商4・新栄高)が抜擢されるも「守備の面で不安が残る(源平貴久監督)」と、評価はいまひとつだった。劣勢からでも勝ち点3を掴めるところがこのチームの強みではあるが、攻撃力ばかりに頼るわけにはいかない。次節は4月12日、駒澤陸上競技場で東洋大戦が行われる。昨季2位の明大を相手に勝利をおさめたチームであるだけに接戦が予想される。

 

 

▲宣誓を行う長澤主将

 

▲この日2得点の仲川

 

 

 

源平貴久監督のコメント

「背後をつかれ、カウンターをうける回数が増えた。個々の力も、攻撃力も昨季より上がっているのでいかに点をとれるかがポイントとなる」

 

長澤主将

「勝ってリーグ開幕というのはやはり大きい。しかし結果として6点とることはできたが守備の面、そして攻撃の面でも改善すべきところはある。もっと結果を求めて全員で次の試合に臨みたい」

 

仲川選手

「昨季も含め、先制される試合が多いので正直、慣れていたが慌ててしまった。でも前半終わりごろから相手にスペースがうまれてきていたし、1点目は自分の得意な角度でもあったので自信はあった。今日はチーム全体として調子もよかったので継続していきたい」

 

前澤選手

「開幕戦に勝てたことはよかったがここからが重要。点をとれたことは嬉しいが、これを継続していかないといけない。チームが苦しいときでも自分が決められるよう気を引き締めていきたい」

 

佐藤選手

「(専大イレブンの一員となって)周りの先輩は凄い選手ばかりですが試合に出たら自分が1年生ということは関係ないと思っています。いきなり得点を挙げられて嬉しかったのですが自分らしい攻撃的なプレーをもっと見てほしかったので(途中交代は)悔しかったです。3連覇のかかったこのチームの勢いに自分も乗っていきたいです」

 

 

 

(鈴木 詩織・文3、写真=石川 達也・人間科学2、鈴木)





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