関東リーグ最終戦、中大の勢いに押されてしまい敗戦


 11月25日味の素フィールド西が丘にて関東大学サッカーリーグ最終戦の中大戦が行われた。専大は先日17日に行われた前節早大戦の時点で優勝が決まっていながらの試合だった。

日差しは出ているもののグラウンドには肌寒い風が吹くなか試合は始まった。前半開始から専大はアグレッシブに動き回り攻勢をかける。しかし、なかなか決定機を作ることはできない。そんな中、前半20分中大の華麗なパスワークに右サイドから崩され先制を許す。意気消沈するかと思いきやその1分後、左サイドからのクロスのこぼれ球を専大の#37西翼(商4・ルーテル学院高)が押し込み、1-1の同点に追いつく。しかし、前半27分エリア内で中大の選手を倒してしまいペナルティキックを与えてしまう。これを決められ再び1点ビハインドとなってしまう。その後は互いにチャンスを作るも得点は決まらず、1-2と中大リードで前半を終える。

後半が始まって、両チームとも惜しいチャンスを作っていくもあと少しのところで得点にはつながらない。後半15分には左サイドからのクロスがゴール前の#10仲川輝人(商2・日体荏原高)の足元へこぼれ、シュートを放つも中大ゴールキーパーのファインセーブによりこの決定機を逃してしまう。さらに、後半20分の#17飯田裕之(商4・津工高)のボレーシュートは無情にも枠の外へ。その後はなかなかチャンスすら作れず時間だけがどんどんと過ぎていく。後半40分、センタリングに合わせた#10仲川のダイビングヘッドシュートも枠をとらえることはできない。そして、このまま試合終了。1-2と最終節を勝利で飾ることはできなかった。


▲攻守に活躍を見せた#3鈴木雄也主将(経済4・武相高)



▲この日得点を決めた#37西翼選手


源平監督
「(試合を振り返って)前節優勝してからの気持ちの切り替えが難しかった。中大とのモチベーションの差がこの結果につながってしまった。(インカレに向けて)まずは、初戦突破を目指して良い準備をしていく。どこが来ても全力でやるだけだ」

福島春樹選手(法1・静岡学園高)
「(試合を振り返って)失点は自分のせいだと思っている。うちのチームは失点してからスイッチが入るのでそこがよくないと思う。(インカレに向けて)リーグ戦で見えた反省点を少しでも修正してよりよいキーパーになってインカレに臨みたい」

鈴木雄也主将
「(試合を振り返って)中大には唯一2敗してしまったので悔しい。立ち上がりからミスが多く、防げる失点だった。攻撃は悪くなかったもののなかなか得点にはつながってくれなかった。(インカレに向けて)トーナメントなので1試合1試合勝っていくだけ」

長澤和輝選手(経営3・八千代高)
「(試合を振り返って)優勝してからの気持ちの切り替えができていなかったので、試合の入りがよくなかった。中大には完全に勢いで負けていた。(インカレに向けて)きっとどの試合も苦しい試合になると思う。そのためにもっと細かいところの精度を上げていく」

下田北斗選手(人間科学3・大清水高)
「(試合を振り返って)最終節を勝てなかったのはチャンピオンとしてふがいない。これからのことを考えると失点は絶対に避けるべきだと思う。(インカレに向けて)トーナメント制なので先制点がとても重要になってくると思う。意識を高く持って、一つでも多く試合をしたい」

仲川選手
「(試合を振り返って)難しい試合になると思っていた。中大に2敗は悔しいけれど、今日の試合はチームとしてはそこそこ良かったと思う。(インカレに向けて)先制点が重要になってくると思う。もっとシュート精度を上げてインカレでも得点をとれるようにしたい」



(石川 達也・人間科学1、写真=鈴木 詩織・文2)




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