関東リーグ戦第20節 不調断ち切る勝利



11月10日、笠松運動公園陸上競技場にて、リーグ戦第20節対筑波大戦が行われた。メンバーを固定することができないために苦しい戦いを強いられている専大だが、久々に見る攻撃的サッカーで流れをつかみ、3-1で勝利を収めた。

 前半ゲームを支配したのは専大。8分に相手のカウンターを受け失点するものの、20分、前澤甲気(経営2・清水商高)からのパスを仲川輝人(商2・日体荏原高)がコーナーギリギリをねらってシュートし、同点にした。ここ最近調子が悪い仲川だったが、何かふっきれたようなゴールは本人も納得できるものだった。その後も攻撃の手を緩めない専大は、38分に前澤が相手DFをかわし、2点目を奪った。前半終了するまで終始シュートシーンはあったが、さらに追加点を挙げることはできず、前半を2-1で終える。

 後半開始後も仲川と長澤和輝(経営3・八千代高)の二人が攻撃の起点となり、専大のペースで進む。50分、大西佑亮(経済4・鹿島学園高)からのパスを前澤がシュートし、この試合2点目を挙げた。この後試合は硬直状態となり守りの時間が長く続くが、キャプテン鈴木雄也(経済4・武相高)をはじめとするDF陣がしっかり押さえ、3-1で試合終了。

 けがから復帰した前澤の活躍ぶりや、不調を脱した仲川と、徐々に形を取り戻しつつあるが、まだまだ苦しさ漂う一戦だった。次節は味の素スタジアム西競技場にて、2位早稲田を相手に行われる。事実上決勝ともいわれるこの試合が正念場になるが、チーム一丸となり勝利を掴み取ってほしい。



▲得点後チームの皆と喜びあう仲川(#10)


▲前澤1点目のシュートシーン


源平貴久監督のコメント

「攻撃から守りへの切り替えが遅かったために失点してしまったが、うちはひいて守るよりも攻めて守るチームだから、失点は仕方がない。何点取れるかが勝負である。」

鈴木雄也主将

「ここ数試合連続して失点スタートになってしまったのは心残りだが、前半はいい感じにプレーができた。前節の試合では消極的でミスが目立っていたので、自信を持って前に攻めていこう、と改善した結果が前半出せた」

仲川選手

「失点後、自分がワンチャンス活かして得点できたことは良かった。今まで自分のプレーが良くなく、チームに迷惑をかけた。監督からもしっかりするよう言われ、十分気合を入れ試合に臨んだ。それが勝利につながった。(次節に向けて)今日の試合で自分がとれたチャンスがたくさんあったのに、決め切れなかったので、それを決め切る力を発揮したい」



(森本 雅美・文1=写真も)




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