天皇杯​東京都代表決定戦​ 準決勝で惜しくも敗退


 8月15日、味の素フィールド西が丘にて天皇杯全日本サッカー選手権大会東京都代表決定戦の準決勝が行われた。対する東京23フットボールクラブ(以降、東京23FC)は東京都社会人リーグの所属で、昨年度は1部リーグで優勝している強豪である。しかし昨年逃した天皇杯の出場権を得るためにもここで負けるわけにはいかない。

 全日本大学選抜遠征中のFW仲川輝人(商2・日体荏原高)、DF北爪健吾(法2・前橋育英高)、DF萩間大樹(経営1・瀬谷高)を欠く専大イレブン。前半、なかなかリズムに乗れない中でチャンスは作るもののシュートを枠内に収めることができない。逆にピンチを背負う場面もあったがDF鈴木雄也(経済4・武相高)主将を始めとした守備陣の活躍が光り無失点で切り抜ける。

 後半、ゴール前でFKのチャンスを掴みMF長澤和輝(経営3・八千代高)がシュートを放つもポストに当たり先制点とはならず、59分に東京23FCに先制を許してしまう。選手交代で流れを変えたい専大だが、84分に2点目を奪われそのまま0-2(前半0-0)で試合終了。準決勝で悔しい敗退となった。

 万全ではないチーム状態が影響したのか、社会人チームを相手に最後まで専大らしいプレーをさせてもらえなかった。シュート数は東京23FCの5本に対し16本と圧倒するも、ゴールネットを揺らすことはできず無得点で幕を閉じた。天皇杯出場は逃したが、9月15日からはいよいよ関東リーグ戦が再開。後期リーグの初戦である第12節は、東京学芸大を相手に味の素フィールド西が丘で行われる。



円陣を組む専大イレブン


源平貴久監督のコメント
「(全日本選抜の)3人の抜けた穴が大きかった。周りのメンバーの変化もありみんないつものプレーができていなかった。バックアップのメンバーの向上が今後の課題。今日のような試合に勝てるようにならないと厳しいと思う」

鈴木主将
「90分を通して相手を圧倒できなかった。シュート数はもっと増やせるし、相手を崩して打たなければ枠はとらえられない。それに誰かが欠けていたから勝てないというのは負けた理由にしたくない。今日の試合をしっかり反省して後期リーグにつなげたい」



(鈴木 詩織・文2=写真も)





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