第36​回総理大臣杯全日本大​学サッカートーナメン​ト 圧倒的な得点力の高さ​を見せつ​け決勝へ


 7月14日、キンチョウスタジアム(大阪)にて総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント(以下、総理大臣杯)の準決勝が行われた。

 専大は関東第7代表として総理大臣杯初出場。1回戦の日本経済大(九州第2代表)に3-0で勝利すると、2回戦では関西大(関西第1代表)を相手に延長戦の末2-0で勝利。準々決勝は昨季のインカレでも対戦した中京大(東海第2代表)との試合。互いに譲らない試合展開となり110分間戦うも0-0のまま勝敗が決まらずPK戦にもつれ込む。PK戦では止めれば準決勝という大事な1本を守護神・福島春樹(法1・静岡学園高)が好セーブし準決勝へと駒を進めた。

 そして、準決勝の相手は関東2部リーグながら勝負強さを見せている駒大(関東第5代表)。前半、相手に押され気味の立ち上がりも16分に仲川輝人(商2・日体荏原高)が落ち着いてシュートを決め先制。29分にも仲川が得点を挙げると一気に専大ペースの試合となるがその後は得点を奪うことができず2-0で前半を終える。

 後半、70分に相手が退場者を出し数的優位に立つ。すると76分に仲川がハットトリックとなるこの試合3点目を決め、ここから自慢の攻撃力が爆発する。86分、下田北斗(人間科学3・大清水高)のミドルシュートで4点目を奪うと、88分には途中出場の飯田裕之(商4・津工高)もゴールネットを揺らし5点目、その直後、飛び出した相手GKを大西佑亮(経済4・鹿島学園高)が見逃さず個人技でゴールに流し込み6点目。怒涛のゴールラッシュで相手を圧倒し6-0(前半2-0)で勝利。決勝戦への切符をつかんだ。

 これまでの3試合は専大らしい攻撃力がみられなかったが、この試合は6得点と連戦の疲れを感じさせないプレーを見せつけた。そしてついにインカレに続く「初出場・初優勝」、そして「冬・夏連覇」へ王手をかけた。対する阪南大(関西第3代表)もタレント揃いの実力校だが、ここで負けるわけにはいかない。



▲この試合、ハットトリックを達成した仲川


▲巧みなシュートを決める大西


源平貴久監督のコメント
「(総理大臣杯のような)トーナメントでの勝ち方を知っている強い相手なので警戒はしていた。相手に押される時間帯もあったがそれを跳ね返してペースを掴めてよかった。連戦で疲れもある中で6得点も奪えたことは選手が頑張ってくれた結果だし大きいこと。日本一に王手がかかっている。そして冬・夏連覇もかかっているので何としても選手に勝たせたい」

鈴木雄也主将(経済4・武相高)
「自分は前の試合で退場して、出場停止になっていたのでチームに迷惑をかけていた。決勝進出はみんなのおかげなので感謝したい。前半は自分たちらしいプレーができなかったが、後半は巻き返せて良かった。得点力の高さは前にいる選手や下級生が頑張っている証拠。(決勝にむけ)全員が自分のできる最高のプレーで絶対に優勝します!」

仲川選手
「これまでの3試合、自分らしいプレーができずチームに貢献できていなかったので今日は絶対にゴールを決めたかった。特に相手ペースの中で取れた1点目が大きかった。ハットトリックは達成したが、もっと取れたはず。(決勝にむけ)チーム一丸となって90分で決めたい。自分たちのサッカーを関西の人たちにもみせて優勝したい」



(鈴木 詩織・文2=写真も)




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