関東大​学サッカーリーグ戦第​11節 快勝で前期リーグ戦を​首​位で折り返す


 6月24日、西が丘サッカー場にてリーグ戦第11節の明大戦が行われた。前期リーグの最終戦は、昨季のインカレ決勝戦と同一カード。お互い負けられない戦いとなるが、勝利をつかみ前期リーグを首位で折り返したい。

 注目の一戦であるだけに多くの観客に見守られ始まった前半、専大は速いパス回しでチャンスを作り明大ゴールに迫る。21分、長澤和輝(経営3・八千代高)のゴールで先制すると、24分に萩間大樹(経営1・瀬谷高)の今季初ゴールが飛び出す。続く28分、栗山直樹(法4・清水東高)が得意のヘディングシュートを決めると直後の30分に長澤の2得点目が生まれる。怒涛の攻撃で4点を奪うが、一瞬の気の緩みからか35分に相手に得点を許し4-1で前半を終える。

 後半は攻守が激しく入れ替わる立ち上がりとなる。53分、ゴール前で明大にFKのチャンスを与えてしまうと、明大エース・三田選手に決められてしまう。試合の流れが明大に傾きかけたが56分、萩間のクロスを専大エース・仲川輝人(商2・日体荏原高)がうけてシュートを放ち5点目を奪う。その後、70分に明大に3点目を奪われるものの78分、専大もう1人のエース長澤がハットトリック達成となる、チームにとっても大きなゴールを決め6-3(前半4-1)で勝利した。

 前期リーグを首位で折り返した専大。リーグ戦序盤は自慢の攻撃力が発揮されず苦しい試合が続いたが、徐々に調子を取り戻し全11試合で33得点と圧巻の攻撃力をみせつけた。長澤がアシストランキング1位、仲川が得点ランキング1位タイと両エースの活躍が光る中、萩間が全試合、福島春樹(法1・静岡学園高)が8試合にスタメン出場するなどルーキーも負けてはいない。

 チーム力の上がってきた今の専大イレブンが次に挑むのは初出場となる総理大臣杯。インカレと同じ高いレベルの全国大会となるがこのままの勢いで優勝までかけ上がってほしい。



▲ハットトリックを達成した長澤


▲今季初ゴール、初アシストを決めた萩間


▲新守護神福島の活躍も輝いた


源平貴久監督のコメント
「相手はメンバーが良く、得点力のあるチームなので3失点に関してはあまり気にしていない。攻められても仕方ない中で積極的にいけて良かった。(前期リーグを振り返り)終盤はチーム全体としてフィットしてきたため動けるようになった。ただ、あともう少し…というところ。1年次生がうまく上級生のカバーをしてくれたこともよかった」

鈴木雄也主将(経済4・武相高)
「前半はいい入りで、ラッキーな形で点をとれたことは良かった。ただ3失点は反省すべきところ。試合の中盤、チームがうまくまとまらず質が問われる試合だった。つめるとことはつめていきたい」

長澤選手
「明大には全日本選抜のチームメートもいたので試合をするのが楽しみだった。選抜チームを離れれば敵同士だがやはり仲の良い選手がいると気にはなる。(ハットトリックについて)相手も追い上げてきていたので特に3点目は大きかったと思う。あとは先制点の場面。輝(=仲川選手)がうまくパスを入れてくれたので良いシュートが打てた」

仲川選手
「(去年のインカレ決勝戦と同じ)明大戦ということで相手は勝ちにくると思っていたが気持ちで負けなかった。(前期リーグを振り返り)序盤は『攻撃的で美しいサッカー』が全然できなくて不安はあった。しかし自分たちのサッカーを貫く中でだんだんチームの調子が上がっていきその結果首位になることができた。総理大臣杯では得点王を狙っているので1試合1得点を目標にしてチームの優勝に貢献したい」

福島選手
「(失点シーンを振り返り)4点決めていたことの緩みからの失点だったのでもっと選手に声をかけるべきだった。苦しい時間帯での失点については自分が止めなければいけない。そういう時間帯を意識したプレーをするようにしたい。(総理大臣杯にむけ)点をとられないことが重要。リーグ戦とトーナメントは違うので気を引き締めて挑みたい」

萩間選手
「前期リーグの最終戦で初得点、初アシストを決められてうれしかった。ただ、試合の序盤で点差が開いたので安心してしまった部分もあり失点につながったのでそこを修正していく。(前期リーグを振り返り)開幕スタメンで、その後の試合もチームに迷惑をかけていたが最後に貢献できてほっとした。今後もチームの勝利のために自分らしいプレーをしていくだけ



(鈴木 詩織・文2=写真も)




すべての著作権は専大スポーツ編集部に帰属します。
ホームページ内に掲載の記事・写真・その他全てのコンテンツの無断転載・利用を禁じます。


inserted by FC2 system