関東大​​学サッカーリーグ戦​第​8節 先制点を守​りき​れずドロー


 5月19日、味の素スタジアム西競技場にてリーグ戦第8節の早大戦が行われた。上位チームを相手に勝利し順位をあげていきたい。

「前節からの勢いを試合に持っていきたかった」と監督が、牧内慶太(文4・柏日体高)と東大樹(経済2・成立学園高)をスタメンに起用し始まった前半、7分に長澤和輝(経営3・八千代高)のクロスを栗山直樹(法4・清水東高)がヘッドで合わせ早々に先制点を奪う。追加点を挙げたい専大イレブンだがなかなか決めきることができず1-0のまま前半を終える。

 後半は一転、早大の速い攻撃に苦しめられる。そして58分、飛び出した相手をGKの福島春樹(法1・静岡学園高)が倒してしまい一発退場でPKを与えてしまう。代わって出場の菊島孝樹(経済4・帝京第三高)に止めてほしいところであったが同点に。勢いに乗った早大に攻め立てられピンチを背負うも、菊島のファインセーブに助けられ追加点は許さない。10人となった専大はそれを感じさせない攻撃力を発揮するも、早大ゴールに迫りながら決定弾が生まれない。

 試合終盤には相手からも退場者が出るなど波乱の展開の中迎えたロスタイム。ゴール前での混戦から東の放ったシュートで勝ち越しかと思われたが、そこはオフサイドの判定。幻の勝ち越し弾となり1-1(前半1-0)の引き分けで試合終了。

 これまで何度も課題とされてきた「バックパス」が今節も目立ち、決定的なチャンスをものにできず「あと1点」が遠い試合であった。次節は26日、龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールドにて筑波大戦が行われる。



▲先制点をあげた栗山を中心に喜ぶ選手たち


源平貴久監督のコメント
「サイドバックがなかなか前に行けずまた悪いところが出てしまった。前に良い選手がいるのだからボールを回していかないと…。(福島の退場について)今一番良い選手なので次節いないのは痛いが、代わりの選手に全力を出してもらいたい」

栗山選手
「(得点シーンを振り返り)和輝(=長澤選手)から良いパスがきたので決めるだけだった。得意なヘッドだったし、得点をあげられたことは嬉しい。後半は10人になったがそれでも頑張れたことは収穫だった。ただ、ピンチを迎えてからスイッチが入るのでは遅いので、そこは課題として残る」



(鈴木 詩織・文2=写真も)




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