大学日​韓定期戦 全​日本が​劇的勝利


 3月25日、国立競技場にてデンソーカップサッカー第9回大学日韓定期戦が行われた。この日韓戦は04年から行われている全日本大学選抜と全韓国大学選抜の定期戦で、これまでの結果は3勝3敗2分の五分。勝ち越して来年につなげたい全日本チーム。

 専大からは、栗山直樹(法3・清水東高)、長澤和輝(経営2・八千代高)、下田北斗(人間科学2・大清水高)、北爪健吾(法1・前橋育英高)、仲川輝人(商1・日体荏原高)が選出された。

 栗山、長澤、仲川がスタメン出場で始まった前半、全韓国の攻撃陣のプレッシャーに押され、なかなかボールを奪うことができない。少ない決定機をものにできず0-0のまま前半終了。

 メンバーを入れ替えて臨んだ後半、全日本の速いパス回しが機能し始める。そして58分に椎名選手(流経大)のゴールで全日本が先制。逃げ切りたいところであるが、69分に失点を許し1-1のまま延長戦にもつれこむ。

 延長戦に入っても一進一退の試合は続き、同点で試合終了かと思われた延長後半ロスタイム。全日本の泉澤選手(阪南大)が劇的なゴールを決め、2-1で勝利。キャプテンを務めた栗山が大会MVPに輝いた。

 4月7日からは、いよいよ関東リーグ戦が開幕する。大事な初戦は学芸大を相手に西が丘サッカー場にて行われる。今年も専大サッカー部から目が離せない。




▲MVPを受賞した栗山(左)と優秀選手賞を受賞した阪野選手(明大)



▲全日本の勝利に笑顔をみせる専大のメンバー(左から北爪、長澤、栗山、下田、仲川)


全日本吉村雅文監督(順大)のコメント
「10日間という短い期間であったが、インドネシアでの合宿を通して結束力のあるチームになったことが勝利に結びついた。選手の力に感謝している」

栗山選手のコメント
「MVPをとったことよりも試合に勝てたことが嬉しい。チームの状況は万全でなかったものの、120分戦えたことがよかった。相手の縦パスが速いことは分かっていたので練習試合での経験を生かし、コミュニケーションをとって対応していった。自分たちらしい攻撃的なサッカーが出せず、苦しい試合であったが、諦めずに戦って良かった。(リーグ戦に向け)全部勝てば、必然的に優勝につながるはずなので頑張りたい」



(鈴木 詩織・文1=写真も)




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