開幕戦、黒星スタート



 4月12日、東京・ 多摩市立陸上競技場で関東大学サッカーリーグ戦第1節の試合が行 われた。専大は、法政大学と対戦。0-2(前半0-1)で破れ、 初戦黒星でのリーグスタートとなった。前年度の最終節では5―1と大差をつけて勝利したが、 今回の対戦では法政大学の守りに阻まれゴールは奪えなかった。

前半:専大は素早いプレスで相手にプレッシャーを掛け、 ボールを奪う場面が目立った。

 お互いボールの奪い合いで、 専大は得意のパスを繋ぐことが難しかった。序盤は左サイドをメインに専大が攻め込む場面が多かった。しかしセンタリングを神村が頭で合わせたり、 パスで繋がれたボールを高山がドリブルで持ち込みシュートを放つ もゴールは奪えなかった。対照的に前半中ごろは、法政大学に攻められる場面が多かった。そして前半37分、 カウンターで左サイドをドリブルで切り込まれる。 そこから中へと繋がれシュートを放たれる。 一度は弾くもののこぼれ球につめられて先取点を許してしまった。その後専大は神村が相手ペナルティエリア付近でボールを奪うもシ ュートまでは撃てなかった。前半40分過ぎ、相手のセンタリングからシュートを放たれ、 さらにこぼれ球をシュートされるがGK朴のファインセーブで防い だ。

後半:後半は全体的に専大が攻め込んでいた印象が持たれた。

 藤本にボールを繋げ、 そこからセンタリングで高山が合わせるなど、サイドを使って攻め込む、 専大のプレイスタイルがよく現れていた。流れは完全に専大ペースだったが、後半24分、 カウンター気味にボールをつながれると、 左サイドからセンタリングを放り込まれ、 中に居た選手に合わせられ失点。その後も相手ゴール前まで攻め込む場面が多かったが、 得点には至らず試合終了。引いて守っていた法政大学にうまくカウンターを決められてしまっ たが、試合全体で専大が得たCKは法政大学の2本に対して8本、 法政大学のGKが17本と、 数字的に見てもかなり攻め込むことが出来ていたのではないだろう か。    
 専大は世代交代がほとんどなかったので、 選手同士の意思疎通は出来ていると思われる。初戦は惜しくも無得点敗退となってしまったが、 前年度流通経済大学や法政大学相手に見せてくれた爆発力をこれか ら期待したい。

監督コメント

「 怪我あがりで若干コンディションの整いきれてない選手もいたもの の、内容的にはいい試合ができたと思う。 失点に関しては自分たちのミスから起こってしまった。グランドの影響もあり、 パスを止めるのに苦労して繋いでいくことが難しかった。去年1年戦い抜いたという慣れが良い面でも悪い面でも出てしまっ た感じだった。今年への準備としてはサッカーのバリエーションを増やすこと。3 トップなど様々な戦術を使っていけるようにしたい。今年は20名ほど新入生がいるので、 それも踏まえて戦術に幅を持たせたい。次節の駒大はハートも強い相手だし、歴史や伝統もある。今日のような試合をしたらやられてしまうだろう。 今年は優勝も視野に入れているので積極的に戦っていきたい。」


(細田佳希 法2)




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