第 88 回東日本学生相撲選手権大会



 6月7日、東京・両国国技館において第88回東日本学生相撲選手権大会が行われた。専大相撲部はAクラス予選に出場し、12校中8位で予選を通過すると共にAクラス残留を果たした。

Aクラス予選1回戦は拓殖大学と対戦。先鋒の安藤総一(経済4・専大松戸)が服部に送り出しで敗れるなど、拓殖大相手に白星は奪えなかった。


▲武田(拓殖大)と対峙する蒲田(写真左)

予選2回戦は東洋大学と対戦。先鋒戦で安藤が押し出しで山本相手に勝利するも、続く二陣、中堅戦で敗れ東洋大にリードを奪われる。しかし、副将戦で窪田敬介(商3向の岡工業)が下里相手に寄り倒しで勝利すると、大将戦で小池辰彦(経営3・水戸農業)が辻を押し倒しで破り3-2で見事勝利した。

予選3回戦では中央大学と対戦。先鋒戦は安藤が津島に寄り切られて敗れるも、二陣戦で蒲田勝太(商2・専大松戸)が下手投げで平山に勝利。続く中堅戦では牧園大悟(経済3・楠南)に代わって早川健太(経営1・水戸農業)が出場、宮本を突き落としで破り2-1とリードを奪う。しかし、副将戦窪田が引き落としで原井川に敗れてしまう。大将戦、小池は相手の横をとり、土俵際まで追い詰めるも最後に引き投げられてしまい2-3で中央大に敗れてしまう。

予選の3回戦を終えて、専大は勝ち数1、得点5で大東文化大学と明治大学と同点で8位となり同点決勝・順位決定戦に挑む。対戦抽選で専大はシードを得て、同点決勝1回戦の勝者明治大学と対戦した。中堅戦までに1-2と勝ち越されるが、副将戦で窪田が渡辺相手に見事な上手投げを決め2-2で大将戦へと持ち込む。大将戦、小池は武藤の後ろをとり、そのまま押し出して見事3-2と予選通過を勝ち取った。


▲大将戦の小池(写真左)

予選までを振り返り、大将の小池は「中央大学との対決で勝てていたらそのまま通過だっただけに、負けてしまったのがとても残念だった。なので明治大学の大将戦で勝つことができて本当によかった。」と語った。

Aクラス優秀8校決勝トーナメントに進出した専大相撲部は、1回戦で前年度団体優勝校の日本大学と対決。先鋒安藤が粘りの相撲を見せるも、山口相手に寄り切りで敗れるなど0-5で決勝トーナメント1回戦で敗退となった。

試合後蒲田重勝監督は、「私たち相撲部の選手層は確かに厚くはないけれども、予選突破への意識は他に負けていなかったと思う。個々人の持ち味の出せた試合もできたと思うし、Aクラスに残留出来たことはとても大きな収穫だった。
来年は1年生をさらに増やすなど、層を厚くして頑張りたいと思う。」と語ってくれた。また、主将の安藤は、「皆動きとしては良いものだったと思う。自分自身については、もっと前に出る相撲が取れたらと思った。先鋒だったので勝ちたいという意識はあったが、あと一歩で逆転負けなどもったいなかった部分もあった。」と話してくれた。


▲個人1回戦、藤本(東洋大)を肩すかしで下す安藤

なお、団体戦総合結果は

1位 拓殖大学
2位 日本体育大学
3位 日本大学・中央大学

となっている。

また、同日行われた個人戦の結果は以下の通り。
・安藤 総一
1回戦 対 藤本(東洋大) 〇肩透かし
2回戦 対 遠藤(日本大) ●寄り切り

・窪田 敬介
1回戦 シードの為なし。
2回戦 対 平田(東洋大) ●押し出し

・小池 辰彦
1回戦 対 戸部(法政大) ●寄り切り

・今川 善宏
1回戦 対 園田(東京農大)●押し出し

・牧園 大悟
1回戦 対 木村(東洋大) ●棄権

・蒲田 勝太
1回戦 対 佐藤(慶応大) 〇押し出し
2回戦 対 薄 (東京農大)●押し倒し

・早川 健太
1回戦 対 明月院(日体大)●寄り切り


▲試合に臨む1年生の早川



(細田佳希・法2)



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