国士大に終盤追い上げられるも、リーグ戦無傷の4連勝


10月21日関東大学ラグビーリーグ戦(2部)、対国士大の試合が拓殖大学グラウンドにて行われた。

 試合は前半9分、自陣からのラインアウトモールで相手FW陣を少し押し込むと、SO北田光司(商2・常翔啓光学園高)からCTB吉田泰貴(経済1・常翔啓光学園)、CTB北畑佳士(商4・常翔啓光学園高)と細かく素早いパスをつなぐとそのまま北畑がディフェンスを切り裂いて独走、先制トライを決める。

 しかし14分にトライを返され同点に追いつかれる。23分にも専大は自陣に攻め込まれるも、相手のオーバーザトップの反則に助けられると25分、SH杉本拓哉(経営3・常翔啓光学園高)がトライを決める。だが32分、国士大のどんどん前に攻めていくオフェンスを防げずにまたしてもトライを決められてしまう。35分には相手のパントが北田の足に当たってそのままデットボールラインを割り、自陣5mからのスクラムのピンチを招いてしまう。専大はこの日一番の集中力とも言えるディフェンスで相手を押し返してなんとか切り抜けて14-14で前半終了。

 ハーフタイムを終えて後半開始早々、専大は敵陣で反則をもらいラインアウトを選択。ラインアウトからのモールで攻め込みPR原田容暢(商4・東福岡高)がトライ。10分にも同じ形で原田がトライを決めて突き放したが、専大はなかなか敵陣でのプレーができない展開が続き、国士大の重量級FWを生かしたスクラムを選択され続けると30分にトライを返され、35分にもトライを許す苦しい時間が流れる。しかし、試合終了間際にFB浦中俊佑(経営3・熊本工高)がPGを決めて突き放し、31-24ノーサイドとなった。
 
 国士大にトライ数で並ばれるも、後半の2トライ後のコンバージョンゴールの差で何とかこの試合を逃げ切った専大。やや押され気味の試合内容ではあったものの、リーグ戦は負けなしの4連勝となった。



▲先制トライの北畑


試合後コメント
村田亙監督
「前半はタイトなゲームだった。点を取っては返されというパターンが良くなかった。力で取られてしまった。後半も相手にすきを与えてしまった。ラインディフェンスは良いが、パワープレイのディフェンスをしっかりしないといけない。FW周辺がもったいなかった。まだまだサポートが遅い。最低二人はいかないといけない。ボールを与えすぎた。(次戦、山学大に向けて)山学大は個々にいい選手がいるがチームで勝負すれば勝てる。今なら1部のチーム相手でもモールで点を取る自信がある。全然怖い相手ではないし、むしろ楽しみ。4,5トライ取ってダブルスコアで勝ちたい」

原田選手
「(トライを振り返って)FWのみんなの力があったから取れた。(相手FWは)強かった。スクラムで自分たちの力が出せなかったのが課題。(次戦に向けて)勝ちます」


(真田 泰太・文2、写真=小池 あゆみ・経済1)





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