【ラグビー部】オープン戦 対東農大戦‏


 6月12日に東農大を伊勢原グランドに迎えて行われたオープン戦は、B・Cチーム戦ともに専大が勝利を収めたが、内容には課題の残る試合となった。

 今回のオープン戦にAチームは出場せず、多くの1年生がメンバー表に名を連ねた。そのためか専大は組織的なプレーを全くさせてもらえない。個々のプレーが線として繋がらず、チームの意思統一ができないまま試合が終わってしまった。特にCチーム戦の終盤には完全に足が止まってしまい、緩慢なプレーの隙を相手に突かれて失点を喫した。30℃近くまで上がった気温も選手たちの集中力を奪ったようだが、それを言い訳にするにはあまりにも単純なミスだった。

 しかし、悪い点ばかりではなく、今後に繋がるプレーもいくつか見られた。武田達也主将(4・啓光学園高)が「個人のプレーで点が取れた」と言うように、相手のミスに乗じた個々のアタックが多く成功し、点差を開けることができたのは今後の収穫となっただろう。裏を返せば、組織的なプレーの課題が浮き彫りになった今回のオープン戦。怪我人も多くチームの状態は決して良くないが、シーズン開幕に照準を合わせて調整を続けてもらいたい。

《スコア》
Bチーム戦 ◯24-5
Cチーム戦 ◯33-7

武田達也主将
「良い内容の試合では無かった。個々の意識も欠けていたし、技術的にもまだまだ。個人の力でしか点が取れず、組織的なプレーができなかった。暑さなど、環境でモチベーションが大きく変わってしまうのも問題。終盤に足が止まっていたので選手たちが課題意識を持って体づくりをする必要もある。今回の試合でポジションを変更した選手もいたが、そのポジションでいくつかいいプレーができていたのは収穫だった」



(大坪新平・文1)




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