オープン戦 日大に快勝!




<オープン戦 専修大 54-7 日本大>

 小雨と言うには少々強い雨が降りしきる中、専大は春のオープン戦を快勝で締めくくった。まさに専大の独壇場だった。専大が多用するハイパントに対し、雨に濡れ滑りやすくなったボールの影響もあったのだろう、日大はノックオンやファンブルを繰り返した。

 序盤こそ体格の勝る日大のフォワード陣に攻め込まれる場面が目立ったものの、前半10分、一本のハイパントが流れを変えた。相手ノックオンから攻め込んだこの攻撃は得点にはつながらなかったが、一度掴んだ流れを専大は放さなかった。

 11分にモールから抜け出し先制トライを決めると、専大は23分・27分・33分と続けてトライ。相手にはボールキープすら許さない時間を続けた。またFB古川賢一(4年・東農大二)がコンバージョンも全て決め、前半だけで28-0とし、優位に試合を進めていった。


▲雨中のなか、激しいタックルが冴えた


後半に入っても勢いは衰えず、着実に点を重ねていく専大。25分にモールで押し込まれ陣形が崩れたところを狙われ1トライ(1ゴール)を奪われたものの、「(オープン戦で)やってきたこと、やりたかったことが全て出せた」と、岩宮壮主将(4年・報徳学園)の言葉通り素晴らしい試合展開を見せ、最終的に54-7の大差で勝利した。


関東大学リーグ一部の日大に勝ったことで、専大(二部)の昇格に期待も高まった今回の一戦。しかし日大のメンバーはBチームに数人Aチームが混じった、言わばほぼ2軍のチーム。ここで満足することなく、「(夏合宿や普段の練習で)一つ一つ積み重ねていきたい(岩宮主将)」

秋季リーグでより進化したラグビー部グリーンフォースの姿を見られることを期待したい。


▲怪我から復帰し、チームを引っ張る岩宮主将



(文=吉田駿・法1  写真=山中克浩・経済2)



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