オープン戦 成城大学、JR東日本戦



 5月9日に行われた春季オープン戦で、Cチームが成城大学と、BチームがJR東日本と対戦した。多くの新戦力が出場し、個々の能力の高さを示した。

Cチーム 対 成城大学


前半は全体を通して集中力に欠けるプレーが目立った。先制された直後のキックオフでノーホイッスルトライを見舞われ、余裕を持って蹴ったキックがチャージに合うなど流れが悪い。スピードに乗った相手に対してタックルも甘く、1対1でも押されるケースが多かった。
 後半は成城大の運動量が落ち、専大が接点で圧倒し始める。集散の遅くなった相手に対し、ボールに積極的に働きかけ、ターンオーバーからチャンスを多く作った。取ったら取り返す大味な展開になったが、ディフェンスラインも前半に比べて修正できていた。
 Cチームは出場した19人の中に新入生が9人も名を連ねたが、今年の新入生の特徴はその恵まれた体格にある。両ロック、フランカーの4人はいずれも185センチを超える長身で、ラインアウトでは強力なツインタワーを形成した。スクラムは不安定だったが、コツさえつかめば押せるような雰囲気が感じられた。まだ線は細いが、夏合宿が終わる頃に彼らがどう変わっているか楽しみだ。

スコア…64-41(前半24-31)

Bチーム 対 JR東日本


 立ち上がりからスピード、運動量ともに勝る専大が猛然と仕掛ける。相手は大外への展開に付いてこれず、ウイング、フルバックのフリーランが効果的だった。中盤からハンドリングミスが多くなって失速するが、走って展開するラグビーを実践できた前半だった。
 後半はJR東日本が社会人特有の接点の強さを見せ、ボールを失う場面もかなりあった。ただ相手の創造性に欠けた攻撃は専大にとって脅威にならず、ディフェンス陣は難なく対処していた。一方の専大は右に左にボールを動かして相手を振り回し、終盤は完全なワンサイドゲームとなった。

スコア…59-0(前半24-0)



(山中克浩・経済2)



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