オープン戦 西の雄・摂南大に惜敗
専大の春季オープン戦が5月3日から幕を開けている。3日の桜美林大戦は新戦力中心のメンバーで臨んでおり、一本目の選手たちは4日の摂南大戦が初戦となる。摂南大は昨季大学選手権に初出場を果たすと、一回戦で天理大を破るなどセンセーションを巻き起こしたチームだ。強力な留学生プレーヤーが攻撃の中心を担うチームで、仮想関東リーグ上位校としては絶好の相手となる。
前半は双方の主導権を握る時間帯がはっきりとしていた。立ち上がりは専大の出足が早く、前掛かりのディフェンスが相手にプレッシャーを与える。6分には相手ゴール前のターンオーバーを、23分には中盤でのインターセプトをトライに結びつけた。最初の2トライを挙げたのはいずれもFB・古川賢一(4・東農大二高)だが、ディフェンスにつかれながらもかいくぐるボディーコントロールは見事だった。30分からは摂南大が反撃を開始。大胆な展開こそないものの、ラック中心に粘り強くボールを継続させると、10分間で立て続けに3トライを奪い返した。
後半も摂南大はボールの継続を徹底し、専大サイドは我慢しきれずペナルティが多くなっていく。摂南大はFWの集散がよく、ク |
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リーンな球出しがテンポのある攻撃を引き立たせた。専大はペナルティ後の反応が特に鈍く、勢いづいた相手の速攻についていけない場面が目立った。スコア上では1トライ差と接戦だったが、課題の接点では明らかに摂南大に歩があった。 |
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ディフェンス面で脆さが出たが、まだ修正する時間は十分にある。「全員が納得できるような練習をする。そうチームでは言っている」と岩宮壮(4・報徳学園)主将は話す(摂南大戦はけがで欠場)。チームのスローガンである「achieve(達成する)」を合言葉に、準備期間で着実にレベルアップを図りたい。
(スコア)
・Aチーム戦
38-43(前半19-17)
・Bチーム戦
31-22(前半5-15)
・Cチーム戦
5-26(前半5-19)
(山中克浩・経済2)
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