特集再始動 第5回 新入生特集
専大の未来のエースへ! 今回は加藤監督が期待をかける新入生2人にその素顔や陸上への熱い思いをインタビューしました。
最後にコメント動画有り
星野 光汰(1.東京実業高) 大橋 秀星(1.専大松戸高)
~陸上への思い~
記者(以下記) まだ大学に入学して4カ月ですが、高校と大学の違いは何かありましたか?
星野(以下星) 「個人に責任がかかってくるところが大きいですね、体調管理などをチームではなく個人でやらなくてはならない。」 大橋(以下大) 「高校との違いはやっぱり寮生活であるところ、寮では集団生活で迷惑を掛けてはならない責任を感じます。」
記 専大の部の雰囲気はどうでしたか?
星 「他の大学の体育会と違い、穏やかで落ち着いている雰囲気ですね。自分としてはとても気にいっています。」 大 「とても楽しい雰囲気でやっているが、やるときはやるメリハリのある部だと思います。」
記 先輩方の印象や先輩の影響を受けたことはありますか?
星 「寮での補強(ストレッチ、筋肉トレーニングなど)ですね。一人一人目標を決めて、それをしっかりやりきるところはすごいと思います。自分も見習っていきたいと思います。」 大 「先輩方が大会で活躍する姿。その姿を見て負けじと練習する姿が自分にとって大きな刺激になります。」
記 数ある有名大学のなかで専大を選んだ理由は何ですか?
星 「自分はもともと神奈川出身なのですが、3年間東京の高校に通っていました。大学は神奈川に戻ってきたいという思いがあって専大を選びました。」 大 「1番の理由は監督に熱心に誘われたことですね。それに同じ高校の先輩が専大で活躍しているので、自分もここで活躍したいと思いました。」
記 加藤監督に期待の1年生は誰かと聞くとお二人の名前が挙がったのですが、そのような加藤監督からの期待をどう思いますか?
星 「期待してもらえることにはすごくうれしく思います。これからの全日本や箱根を走って監督の期待に応えたいです。」 大 「とてもうれしく思っていますし、期待に応えたいです。また、自分が頑張ることで、他の1年生の刺激にもなってくれれば良いと思っています。」
記 今までの競技生活の中で1番良かったレースは何ですか?
星 「1番は高校の時の全国都道府県駅伝です。区間順位は11番だったのですが、初めて全国の舞台に立ち、東京都の順位を上げられたことは自分の進むべき道が少し見えてきたように感じました。」 大 「自分は高校最後の千葉県駅伝の予選会です。結果はあまり良くなかったのですが、仲間達と走れたことは忘れられない思い出です。」
記 陸上競技をやっていてよかったと思えるのはどんな時ですか?
星 「自分とは関係のない人。陸上にあまり興味がない人が、自分の活躍を見て喜んでくれる事はとてもうれしいですね。」 大 「長い間調子が悪かったり、記録が伸び悩んだりして、その不調が明けて良い記録が出たときはうれしいです。走っている時に大勢の人に声掛けてもらえる事もやっぱりうれしいですね。」
記 反対につらいと思うのはどんな時ですか?
星 「他にやりたいことがあってもそれに時間を割けないのは少しつらいですね。陸上は持続させることが大切なので。」 大 「思うような結果が出なかった時や、自分だけ練習が足りていないと思ったときはつらいですね。周りが走っているのに自分だけ走れないのはつらいですね。」
記 お二人にとって陸上競技の楽しさとは何ですか?
星 「自分はまだ強い選手ではないので、自分よりも速い選手と走って時間を共有できることが楽しいですね。」 大 「長距離は努力次第でいくらでも速くなることができ、自分も最初は本当に遅かったのですが、だんだん速くなってきて専修大学の推薦をもらえるくらいになることができました。やっぱり才能じゃなく努力次第で変わることができるのが陸上の魅力ですね。」
記 自分にとって恩師と呼べるような人は誰かいますか?
星 「自分は高校の先生です。走るのがただ速ければ良いというのではなく、走ることをやめた後の人生まで考えてくれた先生なので、とても感謝しています。」 大 「自分も中学から陸上をやっていて、中学と高校の先生にはお世話になりました。特に高校の先生には伸び悩んだときにいろいろアドバイスをもらい、苦難を乗り越えてきたというのもあるので本当に感謝しています。」
記 尊敬している人はいますか?
星 「自分は両親ですね。2人とも陸上をやっていて、父親は箱根に出ていました。その影響で陸上を始めたというのもあるので尊敬していますね。」 大 「自分は中学の先輩です。今帝京大学にいるのですが、その先輩から学ぶところがとても多くありました。」
記 お二人はどんなランナーになりたいですか?
星 「速いと言われるよりも強いと言われるような選手。粘って粘って食らいついていく。そんな選手になりたいと思います。」 大 「自分も強い選手になりたいと思っています。あとは応援してくれる方に何か感じさせるような、感動を与えられるような選手になりたいです。」
~箱根駅伝に向けて~
記 そろそろ合宿シーズンがせまってきましたが、何か意気込みなどはありますか?
星 「まずは1年なので3つある合宿を完璧にこなせるようにしたいです。」 大 「自分も同じです。無茶をせず、かといって妥協せずに自分を追い込んでいきたいです。」
記 箱根を走るならばどの区間を希望しますか?
星 「自分は幼いころからの目標だった5区ですね。自分が小さいころに箱根の山の区間でよく応援をしていたので。」 大 「1区です。自分はスピードを持っているので、1番チームに貢献できる区だと思います。」
記 ライバルはいますか?
星 「中学から、ずっと競っている選手が早稲田大学や神奈川大学に入学しました。彼らには負けたくないですね。」 大 「自分も同じ地元の選手には負けたくないですね。でも今1番のライバルは星野君です。2人で刺激し合って頑張っていきたいと思っています。」
記 専修大学は箱根駅伝での目標に「総合3位」を掲げていますが、その順位についてどう思いますか?
星 「決して届かない目標ではないと思うのですが、やはりそこへ向かっていくためにはまだまだ努力が必要な状態だと感じます。」 大 「3位は今の力では厳しいかもしれないが、監督のメニューを信じてやっていれば達成できると思います。これから部全体で高めあって、頑張っていけば、取れない順位ではないと思います。」
記 今年の目標は何ですか?
星 「1番の目標は、自分が箱根駅伝に出て、チームに貢献できるような走りをすることです。」 大 「自分も全日本や箱根などに出たいと思っていますが、まだ力が不足なところがあるので、とりあえず1年目は基礎をしっかり固めたいと思います。」
記 将来の夢は何ですか?
星 「自分は大学を卒業してからも実業団で走りたいと思っています。大きい話になりますが、世界でも戦っていけるようなマラソンランナーになれたらいいなと思います。」 大 「自分は教員になりたいと思っています。自分が今までやってきた陸上の経験を今度は次の世代の子どもたちに教えてあげたいです。」
記 お二人にとって「箱根駅伝」とは何ですか?
星 「幼いころからの夢であり目標であって、長距離選手にとっての憧れでもありますし。でもそれが最終目標でなく、一つの段階として、次の実業団に向けていければ良いと思っています。」
大 「自分にとって箱根駅伝は憧れですし、そこで走りたいと思っています。その後の人生にとって得られるものがたくさんあると思うので、箱根を走って、たくさんの事を学んでいきたいと思います。」
記 最後に応援してくれる専大生に一言よろしいですか?
星 「(専修大学)という背負っているものの重たさを感じながら、その期待に応えられるように頑張りたいです。」 大 「自分たちも専大生として頑張っているので、駅伝に出ることになったらぜひ応援してください!!」
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再始動 新入生 [レンタルサーバー]
(文=高宮慎平・文1 山口高弘・商2 撮影=久田照喬・商3)
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