全日本​大学駅伝関東選考会 伊勢路​への道は遠く 他校と​の差を痛感‏


 6月30日、国立競技場にて秩父宮賜杯第44回全日本大学駅伝対校選手権大会関東学生陸上競技連盟推薦校選考会が行われた。専大は全体の11位に終わり、本選への出場はなくなった。

 専大の1組目に出場したのは後藤竜也(商3・室蘭大谷高)、松尾修治(経営3・出雲工高)。スタートの号砲がならされると同時に、後藤が積極的な走り出しを見せ好位置につける。しかしずるずると順位を落としていき、この組の26位に終わる。松尾はレース中盤にペースを上げていったがスタミナが続かず28位となった。

 2組目に出場したのは草野翔平(商3・銚子商高)、上野大空(文3・新栄高)。この組では上野が4km過ぎに5番手に浮上するなど見せ場を作り、最終的に7位でフィニッシュ。

 3組目に出場したのは澤野健史(経営3・横浜高)、斎藤翔太(商2・一関学院高)。この組では入りの1kmが前の組よりも10秒以上速いレース展開。4番手の位置に斎藤がつける走りを見せるも、澤野は逆に集団後方からの走りとなった。中盤に差し掛かると斎藤は14、5番手に落ちてしまったが、そこから粘りを見せ、8位でゴールした。澤野は終始自分のペースを守りきり、後半から順位を着実に上げていき16位で終えた。

 4組目に出場したのは住中翔(経済4・西京高)、星野光汰(経営4・東京実高)。「後ろから前の人を拾っていくのが自分のスタイル」と話していた住中が持ち味の走りを見せ、山梨学院大のオムワンバが独走していく中でもぶれずに走りきり22位でゴールした。

 5組目に出場したのは大橋秀星(文4・専大松戸高)、芝田俊作(経営2・報徳学園高)。レース序盤から先頭集団に加わり、強気な姿勢の芝田。苦しそうな表情を浮かべながらも7位で走り終えた。


≪レース結果≫
1組
後藤 30:41.85
松尾 30:51.98

2組
草野 30:58.97
上野 29:59.04

3組
斎藤 29:34.10
澤野 29:38.18

4組
住中 29:39.90
星野 29:53.07

5組
芝田 30:01.54
大橋 30:46.01


レース後コメント
伊藤国光監督
「力を出し切ればいけるという気持ちだったがスタートでつまずいてしまった。タイム的には全体の11番だったのでそれなりに力があることが分かったが、ここ一番でのパワーが欲しい。(他大は)箱根に出たか出ていないかの違いもあるが、プライドや伝統などが走りに出ていた。専大にもあるのでそこを生かしていきたい。今後の課題は戦力の底上げ。今日走った10人とその下の選手達の力の差を埋めていきたい」

大橋主将
「全然だめでした。最後まで粘れなかった。夏合宿では人一倍走りこむ。箱根の予選会に向けてやるだけです」

斎藤選手
「前日に監督と話をして積極的に4番目くらいを維持して走っていこうと。思ったより速い展開の中で自分のベストタイムを出せたが、欲を言えば30秒を切りたかった。いつも残りの2000mできつくなって離れてしまうので粘れるようにしたい。箱根の予選会が10月にあるので、そこでチームトップを取れるような走りを見せたい」



▲松尾修治


▲上野大空


▲斎藤翔太


▲住中翔


▲芝田俊作



(真田 泰太・文2、写真=湯澤 時生・人間科学1)




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