‏箱根駅​​伝予選会 総合12​位​で本戦出場果たせ​ず


 10月15日、国立昭和記念公園で行われた第88回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会は、雨の中のスタートとなった。専大は昨年よりもタイムを縮めたものの、惜しくも総合12位で来年1月2日に行われる本戦の出場を逃した。

 朝から雨が降っていたものの、スタート約30分後には止んでコンディション的には悪くなかった。安島慎吾(経営4・勿来工業高)、大橋秀星(文3・専大松戸高)を先頭に次々と5km地点を通過し、上位集団で自衛隊駐屯地から立川市街地のコースへと入っていった。
 その後も各々の選手ががベストを尽くす走りを見せ、大橋が15位でゴールすると後続の選手たちもそれに続いた。

 この日のレース自体は悪くなかった。しかし、本戦への道を“インカレポイント”という存在に阻まれた。インカレポイントとは、5月に開催された第90回関東学生陸上競技対抗選手権大会の成績を基づくポイントのことである。専大は今回のタイムのみでは9位で本戦出場圏内だったものの、インカレポイントを反映させたことで総合12位となった。

 結果発表後、キャプテンの安島は「本戦出場は逃したが、自分自身は4年間の大学での陸上生活に悔いはない。今回の悔しさをバネにチーム全体で上がっていってほしい。来年は後輩たちが必ず結果を残してくれるだろう」と下級生への思いを語った。
 また、加藤覚監督は「箱根の予選会は年々レベルをあげていることもあり、厳しい戦いとなった。専大にも本戦へ出場できる実力はあったが、このような結果になってしまった。また箱根の道をSのマークが走れるように、来年に向けさらに頑張りたい」と心の内を明かした。



▲専大勢を牽引した安島(手前)と大橋(奥)


〈総合成績〉
総合タイム:10時間18分07秒 (うちインカレポイント0分20秒)

15位 大橋秀星 1:00:46
37位 安島慎吾 1:01:04
59位 星野光汰(経済3・東京実業高) 1:01:25
78位 小原延之(商2・銚子商業高) 1:01:41
98位 松尾修治(経営2・出雲工業高) 1:01:56
100位 吉良充人(経済1・佐久長聖高) 1:01:58
108位 住中翔(経済3・西京高) 1:02:03
122位 核孝諒(経済4・西京高) 1:02:18
137位 宮坂俊輔(文2・佐久長聖高) 1:02:35
142位 斉藤翔太(商1・一関学院高) 1:02:41



(山内 夏穂・人間科学2、写真=真田 泰太・文1)




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