【陸上競技部】 五十嵐3位入賞!好スタートの立川・昭島マラソン‏

 箱根駅伝から3カ月。総合17位という結果に涙した後、選手たちはどのような思いで走り込んできたのだろうか。新たなシーズンを迎えた専大チームの様子が立川・昭島マラソン(立川ハーフマラソン)で見えてきた。

 3月14日、雲ひとつない快晴のもと、立川・昭島マラソンが行われた。専大勢はハーフマラソン学生部門に出場し、約600名と競った。会場である立川市昭和記念公園は箱根駅伝予選会でも使われるため、「予選会のコースを経験することが一番の目的」と加藤覚監督。半年後の予選会に向けたステップとして欠かせないレースである。

 2月7日に行われた丸亀ハーフマラソンで他大学の強豪選手と競い合い、16位と健闘した主将の五十嵐祐太(4・荏田高)は、序盤から先頭集団で走る。中盤でもペースを落とすことなく好位置をキープし、ゴール目前の19㎞地点では一時トップに躍り出る。ゴール手前で順位を落とすも、3位の好成績でゴールした。昨年の7位から順位を上げ、チームトップの成績。「主将としてチームを立て直したいと強く思うようになり、積極的に練習してきた。成果が出せたと思う」と振り返る中「関東インカレではハーフマラソンで優勝したい」と今後の勝負にも意欲を見せた。

 本大会に参加したメンバーの中では、今年箱根路を走った2人が上位に食い込んだ。4区を走った安島信吾(3・勿来工高)は昨年の50位から順位を上げ11位となり、成長を見せる。1時間3分37秒でゴールし「目標タイムを切れたので満足」と納得の表情で話した。1年生ながら5区山登りを経験した星野光汰(2・東京実業高)は初出場で32位と健闘。「箱根では体調がよくなかったが、(2月7日に行われた)神奈川ハーフマラソンや合宿を経て体調が戻りつつある。先輩に追いついて、チームを盛り上げられるよう努力したい」と意気込みを語った。

 今年けがで苦しくも箱根本戦出場を断念した塩原大(4・松商学園高)や箱根山下りを得意とする松尾直樹(3・草津東高)など専大の有力選手はまだ控える中、今回は五十嵐、安島、星野の活躍が目立った。いかに個々が自分の殻を破り結果を出せるか、そしてチームの起爆剤となれるかが専大陸上競技部の命運を決めるのではないだろうか。今後の3人の成長に注目だ。



(小澤 幸希乃・経営2)




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