箱根予選会に向けた最後の記録会 調整の目安明確に

▲日本体育大学陸上競技場

 9月26日、第201回日本体育大学長距離記録会が日本体育大学健志台キャンパスで行われた。この記録会は箱根駅伝予選会に向けた調整の目安となる記録会で、スピード感を養成し、集団での駆け引きをトラックで学ぶこともできる。専大からは15名が出場し、核孝諒(2・西京高)が昨年の自己記録を更新した。

 選手たちは序盤、先頭集団で走るもしだいに遅れていく傾向があり、各組の中で上位10位以内に入ったのは五ヶ谷宏司(4・専大松戸高)、酒井潤一(4・久里浜高)、高松裕史(4・新湊高)、安島信吾(2・勿来工高)、松尾直樹(2・草津東高)の5名であった。
 自己記録を更新した選手は少なかったが、「専大にとってこの記録会は箱根駅伝の予選会に向けた練習の一環なので、予選会までにいかに調整をしていくかが重要」だと五ヶ谷宏司主将は言う。「(個人の)コンディションは、これから調整をしていくので良いとも悪いとも言えない。(個人もチームも)タイムがあまり良くなくても練習の一環なので結果は気にしない。専大のチーム力はついてきていると思う。3位以内で予選を通過できるように練習していきたい」と、主将としてチームを評価し、予選会への抱負を語った。

 箱根駅伝にはほぼ毎年出場しているとはいえ、今年予選会は駒澤大学、日本体育大学など強豪がひしめいているため決して油断はできない。予選会では堅実な走りで箱根への切符を手にしてもらいたい。

  
▲左から井上、五十嵐、五ヶ谷

加藤覚監督


▲星野を指導する加藤監督
「今回の大会では五ヶ谷など上位のメンバーはなかなかの走りを見せてくれたが、本戦出場を争うであろうメンバーの動きがイマイチだったと思う。この選手達が残り3週間でいかに実力を上げてくるかが専大のカギになってくると思う。選手全員に言えるが、練習では抜群の動きを見せてくれるのに試合になると一歩引いてしまうところがある。もっと自分に自信を持って力を出し切ってほしい。あと、インフルエンザにも気をつけなければと思っています」

◆記録◆
7組 高松裕史 31分06秒41(8着)
7組 佐々木裕也(1・藤沢翔陵高) 31分33秒00(17着)
7組 草野翔平(1・銚子商高) 32分31分29(36着)
7組 大橋秀星(1・専大松戸高) 32分50秒83(41着)
9組 松尾直樹 30分14秒41(7着)
9組 山本浩平(3・八頭高) 30分29秒05(15着)
9組 核孝諒 30分32秒81(19着)
9組 星野光汰(1・東京実高) 31分12秒30(34着)
10組 五ヶ谷宏司 29分33秒95(2着)
10組 酒井潤一 29分33秒97(3着)
10位 安島慎吾 29分43秒34(10着)
10組 塩原 大(3・松商学園高) 29分44秒74(13着)
10組 井上直紀(4・報徳高) 29分55秒27(20着)
10位 五十嵐祐太(3・荏田高) 30分04秒74(22着)
10組 石垣弘志(4・鎌倉学園高) 30分32秒87(33着)





▲試合後のミーティング



(小澤幸希乃 経営1)



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