決めた!!4年ぶりの伊勢路出場!!
降りしきる雨のなか、梅雨のじめじめした湿気を吹き飛ばすかのような朗報だ。6月21日、国立競技場で第41回全日本大学駅伝予選会が行われた。専修大学は4位となり、晴れて全日本大学駅伝予選を通過した。(6位までが予選通過/参加19チーム)
レース形式は、各チーム8人の10000㍍合計タイムを競い1組2選手が出走、合計4組で競う。どの選手も目立った走りは無かったものの、それで十分。各々がペースを粘り強く守り6位以内をキープし、国立に降り注ぐ雨を、うれし涙に変えた。伊勢路は2005年以来の久々の出場。今の在校生に経験者は1人もいない。2年前の予選会は出場まで、あと一歩だっただけに苦労が報われた。
【補足】 ※全日本大学駅伝は名古屋の熱田神宮から三重の伊勢神宮へのコースなため伊勢路と呼ばれる
【1組】 11位 安島 慎吾(2) 30:45:97 12位 嬉野 純平(4) 30:46:26
【2組】 6位 佐藤 優気(3) 31:26:94 7位 星野 光汰(1) 31:27:04
【3組】 10位 酒井 潤一(4) 30:00:48 12位 五十嵐 祐太(3) 30:06:19
▲3組の酒井と五十嵐
【4組】 11位 五ヶ谷 宏司(4) 29:38:07 22位 井上 直紀(4) 30:06:23
▲走りでも引っ張る五ヶ谷主将
▲粘った井上
【オープン(総合順位には考慮されない)】 6位 石垣 弘志(4) 30:30:42 21位 塩原 大(3) 31:15:44
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▲同じくOP出場の塩原
【総合順位】 1位 明治大学 4時間01分33秒 2位 東海大学 4時間03分02秒 3位 東京農業大学 4時間03分42秒 4位 専修大学 4時間04分17秒 5位 中央大学 4時間05分09秒 6位 青山学院大学 4時間05分21秒
▲ ここまでが通過 ▲
7位 帝京大学 4時間05分22秒 8位 城西大学 4時間05分57秒 9位 亜細亜大学 4時間07分27秒 10位 神奈川大学 4時間07分32秒 11位 國學院大學 4時間07分56秒 12位 上武大学 4時間08分00秒 13位 大東文化大学 4時間08分22秒 14位 拓殖大学 4時間08分26秒 15位 国士舘大学 4時間08分30秒 16位 法政大学 4時間08分41秒 17位 順天堂大学 4時間09分28秒 18位 麗澤大学 4時間10分47秒 19位 流通経済大学 4時間17分54秒
棄権 平成国際大学 なし
☆五ヶ谷主将コメント
・通過ということについて --本当に最高ですね。誰がどうこうというよりもチーム8人でしっかり走って出せた結果です。
・後方からのレースであったが作戦ですか --はい。中央大学や帝京大学といったマークする大学を決めて走っていた。通過することを第一目的に堅実に走った。
・初めての全日本に向けて --箱根の予選があるので、そちらが優先。夏、練習をし、しっかりと戦って、その延長として挑みたい。
☆加藤覚監督コメント
・予選通過の要因は --選手が安定して走れたこと。例年は総合順位が1組終わるごとに上がったり下がったりしていたが今回はそうではなかった。
・選手に伝えたことは --「エース不在だから、みんなで6番以内を目指そうよ」と。0コンマ1秒を意識させて走らせた。 「この時期に来て、どの大学も調子が良いはずなんてない。チャンスはあるから」と奮い立たせた。
・チームの結束力について --五ヶ谷、井上、五十嵐という柱が残ったことが大きい。みんな「やれる」という自信はあったと思う。 しっかりと素直に練習をしてくれたから今回の結果に繋がったのでしょう。 あと、「失敗を恐れずにいけ」と送り出した。
・体調の面では --10日前では万全の体調ではなかった。「このままで行けるのか」と疑問だった。 しかし徐々に回復し、なんとか間に合った。
・収穫はありますか --順位を落とさないで失敗を恐れないで走れたということが1番の収穫。力というよりも精神力が得られた。
・五ヶ谷主将について --ミーティングでしっかりと引っ張ってますし、一生懸命、意識を高めようとよくやってくれています。
・嬉野選手の起用について --「自信がない」と言ったら外そうと思っていたが、本人が「やれます」と言ったから思い切って起用した。 「これは、やってくれるな」という期待はありました。
(文、写真=久田照喬・商3)
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