箱根駅伝~往路速報~
1月2日、第85回東京箱根間往復大学駅伝競走・往路が行われた。
専修大学の1区は当日エントリー変更で4年の木下が出場。中盤まで集団の先頭をきった。終盤に早稲田の矢沢が仕掛け、集団は縦に伸びたが、なんとかトップから22秒差で2区五ヶ谷につなぐ。五ヶ谷も各校のエースがひしめく中、大きく崩れることなく3区へ。
3区も当日エントリー変更で3年の井上が出場するが、苦しい展開に。チーム順位を2つ下げて4区の酒井へ。
ここで酒井が奮闘。区間7位の快走をみせた。“山登り”5区、順調に伸びている2年の五十嵐へ、望みをつなぐ。
昨年も初出場8区で区間3位をマークした五十嵐が、ここでも大躍進。区間5位、そしてチーム順位も14位まで上げて往路ゴール。
明日の復路に大きく弾みをつけた。現在、1位は東洋大、2位は早稲田、3位は日本体育大。
【専修大学の往路成績】
区間記録 チーム記録
1区・木下卓己 15位・1時間05分28秒 〃
2区・五ヶ谷宏司 20位・1時間11分07秒 19位・2時間16分35秒
3区・井上直紀 20位・1時間07分05秒 21位・3時間23分40秒
4区・酒井潤一 7位・0時間56分25秒 17位・4時間20分05秒
5区・五十嵐祐太 5位・1時間21分10秒 14位・5時間41分15秒
往路成績 5時間41分15秒
※明日の復路スタート時刻 午前8時07分51秒
【復路のエントリー】
6区・松尾直樹
7区・塩原大
8区・安島慎吾
9区・金子純也
10区・森脇啓太
【加藤覚監督コメント】
「4区の酒井が流れを変えてくれたのが大きかったですね。酒井は4区の名人です。そして5区の五十嵐のおかげで、また明日も戦える望みがつながった。10位と2分差くらいなので。五十嵐の快走は、スタート時に駒澤大が近くにいたのも大きかったと思う。途中で離されましたが、「我慢していけ!」と。我慢すれば相手も絶対落ちてくるし、いいタイムが出る。そういう指示をしました。それがこの結果につながった。点をつけるとするなら、往路は50点。2年前に五ヶ谷が5区を走ったときよりもいいタイムが出て良かった。また明日頑張ります」
【5区・五十嵐祐太インタビュー】
▲山登りで好走した五十嵐
―襷を受け取ったときの心境は
「前の区間の酒井さんが順位を上げてきてくれたので、この勢いに乗れるよう“やってやろう”と思った」
―途中駒澤大に離されましたけど、ついていきましたね
「駒大の選手とは力の差があるな、と思っていましたが、たとえ離されても粘っていこうと。自分に負けないように、自分の走りを貫こうと思った」
―山登りは楽しかったですか?辛かったですか?
「辛かったですけど、最後の下りで勢いに乗れて良かった。1番辛かったところは、13~14キロ地点の宮ノ下。坂が急勾配になっているところです」
―明日もまだ復路がありますが、箱根とは五十嵐さんにとってどんなものですか
「夢の舞台ですね」
―復路を走るメンバーに一言
「焦らず、自分の走りが出来ればシードは必ず獲れるから、頑張ってほしいです
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