全日本大学選手権 半田・馬場が優勝、合わせて5名が入賞
11月12、13日の両日、岐阜県中津川市の東美濃ふれあいセンターで全日本大学選手権が行われた。
専大勢は、55kg級で半田守(経営3・網野高)、96kg級で馬場貴大(経営2・島原高)が優勝、60kg級で荻原健汰(経営3・沼津城北高)が3位入賞し、3名のメダル獲得者が出た。さらに84kg級で主将・桑原一直(経営4・秋田商高)が5位入賞、120kg級で浅田真司(経営3・星城高)が8位入賞するなど、合わせて5名が入賞した。
半田は、初戦をフォール勝ちで突破し順調な滑り出しを見せる。準々決勝で徳山大・守田選手と対戦すると、初めてピリオドを1つ落としたが焦ることなく、相手の攻撃を上手く流し自分の有利な形に持っていくプレーを見せ、勝利を呼び込んだ。決勝は日体大・高安選手と激突。第1ピリオドが1-0、第2ピリオドが2-1というロースコアのゲームを制して見事優勝に輝いた。
「相手がガンガン来てくれたから、待つ戦い方が出来た。ぎりぎりで勝ったところが多いので、次は攻めてポイントを取りたい」と冷静に振り返った。
馬場は1回戦から、今夏の全日本学生選手権の決勝で対戦した早大・大坂選手とぶつかる。前回は悔しい思いをしたが、「クリンチ2回で自分の有利なように持っていけた」と雪辱を果たした。半田と同様、1ピリオドしか落とさない安定した戦いぶりで駆け上がり、決勝は山梨学院大・有薗選手と対戦。激しいタックルを受けながらも第1ピリオドを取ると、続く第2ピリオドはスタンドの攻防が続いた。ボールピックアップで攻撃権を得ると、すかさず足を取って場外へ倒し優勝を決めた。
「(タックルの激しい有薗との戦いについて)しんどかった。試合と試合の間が短く、体力も無く辛かったが、勝つしかないと思ってプレーした。もっと体力をつけて次の天皇杯全日本選手権でも表彰台にあがれれば」と話した。
荻原は相手の動きを良く見て戦うプレーで初戦を突破する。準々決勝で山梨学院大・鴨居選手と対戦するが、積極的にいこうとした場面で足がひっかかったところを攻められ、ピリオドを落としてしまった。しかし、敗者復活戦で這い上がると、3位決定戦では片足タックルをうまく決めるなどして初戦で見せられなかった“積極的なプレー”を展開。3位入賞を勝ち取った。
「3位決定戦での片足タックルがうまく決まったので良かった。天皇杯全日本選手権では強い人ばかりを相手にするから、もっと積極的なプレーを心がけたい」と語った。
12月に代々木第二体育館で行われる天皇杯全日本選手権でも、専大レスリング部に大きな期待がかかる。
▲左から荻原、半田、馬場
(葛西 千瑛・文1=写真も)
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