東日本学生リーグ戦 接戦をものにしきれず、A組4位で終える‏


 5月18日から21日まで駒沢体育館で行われた東日本学生リーグ戦は、早大の62年ぶりの優勝で幕を閉じた。
 昨年まで確実に勝てた120kg級の荒木田が抜け、初めて臨んだ団体戦。専大は一部A組に割り振られ、4勝3敗(日体大戦は不戦勝)の一部リーグA組4位で大会を終えた。

 同組には昨年度リーグ優勝した拓大、昨年の全日本学生王座決定戦で3位に入賞した東洋大、世界選手権に出場が決定している60kg級・小田裕之率いる国士大がおり、初日の東洋大戦・国士大戦、2日目の拓大戦がリーグ上位に食い込むためのポイントであった。

 今大会は4年生の総合力が上位進出の必須条件とされていたが、55kg級・松本卓也(4・網野高)が減量失格し、出場できなかったのが大きな痛手となり、初日の東洋大戦、国士大戦を共に3-4で落とし、接戦をものにすることができなかった。
 
 続く2日目の優勝候補である拓大との対戦では、60kg級・笠井健士(4・北越高)、84kg級・鈴木聖二(4・岐阜工高)が勝利するも、他のメンバーが続くことができず2-5で敗退。

 これで東洋大、国士大、拓大と3連敗の専大。前半戦を終えて馳浩監督は「まだ後半戦があるから、ここから立て直していきたい。練習でやってきたことが出しきれていないね。拓大戦は96kg級・岩間奨平(4・鳥取中央育英高)が鍵だった。あきらめが少し早かったと思う。逆に60kg級・笠井は良かった。(松本失格について)やはり4年生が出ないと厳しいね」と顔をしかめた。

 続く3日目は法大、青学大と対戦。もう一つも落とすことのできない専大は、安定したプレーで法大にストレート勝ち、青学大にも6-1で快勝した。

 そして最終日の神大戦では74kg級・江藤公洋(4・福島高)、84kg級・岩間が第1ピリオドでフォール勝ちを収めるなど6-1で勝利し、全日程を終えた。

 試合後、鈴木主将は「やはり今大会は55kg級で松本がいなかったのが厳しかった。4年生が中心にやっていかないと、団体戦は勝てないということを痛感した。後輩たちは相手の名前に負けている子もいる。そこを克服しないと来年以降も上位に食い込んでいくことはできない。次はインカレだが、今の4年生5人は全員入賞のチャンスがあるメンバー。個人としても、チーム全体としても上を目指していきたいです」と話し、インカレに向けて再出発することを誓った。


▲青学大戦でフォールをとりにいく江藤


▲今大会で55kg級を務めた高橋勇気(3・関宿高)。最終戦では見事に逆転勝ち



(大津智世・経営3)




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