関東学生剣道優勝大会 ベスト16入り



 第58回関東学生剣道優勝大会が9月13日に日本武道館で行われた。専大は4回戦の帝京大との試合で代表戦の末惜しくも敗れたが、ベスト16に入り、10月に行われる全日本学生剣道優勝大会への出場を決めた。


 2回戦の東京学芸大戦では、初戦のためか少し緊張がみられ、なかなか一本が取れずに、思うような試合ができていないようにみえた。そんな中、五将の松本諭(4・横浜商大高)が二本勝ちし、1-0という苦しい結果ではあったが、3回戦に進んだ。3回戦の明治学院大戦では初戦の固さがうそのような積極的な攻めで6-0の快勝。全日本への出場を決めた。


 ベスト8をかけた帝京大との4回戦は、非常に緊迫した試合だった。先鋒から三将まで引き分けが続き、中堅の松本が一本負け。五将は引き分けたが、流れは帝京に傾きつつあった。しかし、副将の庄司祐也(3・安房高)が試合終了のブザーと同時にメンを決め、一気に流れを引き戻すと、続く大将も引き分けとし、代表戦に持ち込んだ。
 代表戦は大将の嶌津貴之(4・安房高)、帝京が副将の近藤で行われた。はげしい攻め合いが続き、10分以上にも及んだ試合は、攻めに反応した嶌津の手元が上がったのを見逃さなかった近藤にコテを決められ、終了した。


 敗れはしたが、一度相手に傾いた流れを引き戻したねばりは見事だった。全日本での活躍も期待したい。



(飯塚樹・文1)



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