OB山中慎介さんが日本バンダム級王座を奪取!


 6月20日に大阪府住吉区民センターで行われた日本バンダム級タイトルマッチで、専大ボクシング部出身の山中慎介さん(南京都高-専大-帝拳)が6試合連続となるKO勝利で新王者に輝き、世界ランク入りも濃厚となった。生田キャンパスの総合体育館にてインタビューを行った。


▲バンダム級タイトルマッチで王者となった山中さん

-日本バンダム級タイトルマッチを終えてみての感想は。
勝って当たり前の試合といわれていたので、プレッシャーが大きかったです。正直勝つことができて安心しています。   

-大会は大阪で行われましたが、出身である滋賀県の方たちもたくさん応援に来られたそうですね。
いつもの試合の3倍くらいの人たちが応援に来てくれました。とても自分のプレーの後押しになりました。

-チャンピオンとなりましたが、これからの目標は。
これから防衛戦もあると思うんですけど、守る気持ちではなく、世界を見て戦っていきたいです。

-今大会で通算12勝(8KO)2分け、と圧倒的強さで勝っていますがその秘訣はなんですか。
自分はパンチの強さと、足腰を使ったボクシングが持ち味なんですけど、やっぱり練習でやっていることが試合で出せていることがこういう結果につながっていると思います。

-最近では試合に向かう気持ちを変えたという話をお伺いしましたが。
そうですね、”自分の最悪”をイメージして試合をに向かうようにしていますね。まぁ、悪いイメージばかりではないんですけど。

-なぜそのように試合に向かおうと思ったんですか。
たまたま悪いイメージを持って試合に臨んだ時があったのですけど、そういう状況になった時に上手く対処が出来たんです。自分の頭の中で色々なイメージをしたことで動じなかったんです。

-大学時代からプロになろうと思っていたんですか。
大学最後の試合に負けるまでは就職するつもりでした。集大成である最後の試合でとても情けない試合をしてしまったんです。このままボクシングをやめてしまったら一生後悔すると思いました。その時に世界目指して頑張ろうと決心したんです。

-専大ボクシング部に一言お願いします。
せっかく寮に住んでいるので仲良くしてほしいですね。自分たちも最後に結果が残せたのは先輩・後輩の仲がよかったからなんです。競技自体は個人プレーでも仲間との絆の深さはボクシングに影響すると思います。


 日本チャンピオンになりながらも、挑戦者の気持ちで世界を目指している山中さんは物腰が柔らかく、しっかりと私たちのインタビューに答えてくれた。世界ランク入りも濃厚といわれ、これからもその活躍に注目したい。



(菅原亜美・文3)




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