全日本学生馬術女子選手権大会、靏林が初優勝



 12月5、6日の2日間、東京都のJRA馬事公苑で全日本学生馬術選手権大会および全日本学生馬術女子選手権大会が行われ、靏林舞(3・前橋高)が初優勝した。また、広瀬祥吾(1・浦河高)が4位、秋山桜子(3・横浜旭陵高)が7位入賞を果たした。

 今大会は全国6つの予選ブロックを勝ち抜いた男女64名が互いの腕を競った。大会の形式として、選手が使用する馬は自身の馬ではなく他大学から提供された馬であるため、調整が難しかったりと、高い技術力が要求される。1、2回戦は馬場馬術競技、準決勝、決勝は馬場馬術競技と障害飛越競技の2種目で行われた。

 専大からは靏林、広瀬の二人が決勝に進出した。靏林は準決勝を1位で通過。決勝でも、最初に行われた馬場馬術競技でトップとなり、優勝への期待が高まる。続く障害飛越競技の一回目、安定した力をみせてさらに優勝を近づける。2回目で大幅な減点をされるも他の選手にも同じく大幅な減点があったため、優勝が決定した。一方、広瀬選手は実力ある選手を抑え準決勝を2位で突破した。決勝は明大の柘植、斎藤や日大の伊藤といった3、4年の強豪が進出する中、唯一1年生での決勝進出となった。しかしそのプレッシャーもあったのか、障害飛越競技では馬をうまく動かすことができず、バーを次々と落としてしまう。決勝の舞台では得点は伸びなかったが、それでも1年生ながら4位と、堂々たる結果を残した。


▲見事初優勝を果たした靏林選手


▲4位に入賞した広瀬選手



靏林選手
「(優勝できて)嬉しいです。自分が生まれる前からある伝統のある大会で、昔自分の母も3連覇をしています。その大会で去年負けて悔しい思いをしましたが、今年は自分が優勝できたので、母にもいい報告ができます」

広瀬選手
「経験の少ない中でやるのは大変だった。まわりは強豪選手ばかりだったので、勉強になりました。自分の足りないところもわかり、反省するところもあるので努力していきたい」



(伊藤和希・経営1 写真=高田有梨・文2)



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